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2012.07.23

『ウェブはグループで進化する』、著者としてこんなにくやしい本ははじめて!でも必読!




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ウェブはグループで進化する』、日経BPさんならびに、翻訳の小林啓倫さんから献本いただきました。いつもありがとうございます。

でね、届いて、目次を眺めて、はじめに〜2章まで読んだところなんですが、なんですか!この本は!

あんまり悔しいから、こんな写真まで撮影してしまったんですが、この本著者という立場からは、嫉妬の固まりのような本ですよ。

きー、くやしいいわぁあ!!!

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ブログ以降、ネットではドメインによる縦軸ではなく、データが横軸になり、コンテンツ単位で消費されるようになりました。

参加者の数という意味で、主戦場がブログからソーシャルメディアへと変化しても、その流れは変わりません。

むしろ、コンテンツのサイズが小さくなることで、その流れはさらに加速しています。

そんな中、私とコグレさんは、『クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング 』と『マキコミの技術 』の中で、コンテンツの流れの中で、人の行動が変わっていくことを書きました。

また、私個人としては。『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である 』と『日本の若者は不幸じゃない (ソフトバンク新書) 』の中で、ネットの中で楽しそうに行動している人たちは、個人ではなく、クラスター的に振る舞うということを書きました。

キーーー!くやしい!

なにがくやしいって、この本になんらかの形で関われなかったことですよ!この本は、本来であれば、ONEDARI BOYSの延長線上にある現在形として、おれとコグレさんが書かなくてはいけなかった本であると言ってもいいでしょう。

これがくやしくなくて、なにが悔しいというんですか!

とはいえ、翻訳するのは、信頼の小林啓倫さん。

こういう流れを理解しているだけではなく、体で体感している小林さんに翻訳してもらって、日本語版はホントによかったと思います(まあ、でも悔しい)。

リンク: 「シリコンバレーで最もひっぱりだこ」な著者によるネット社会論:『ウェブはグループで進化する』 (小林 啓倫) - Yahoo!ニュース BUSINESS.

こ うした理由から本書は、「強い影響力を持つ人物を探し出し、彼らに働きかけることでマーケティング・メッセージを拡散できる」というインフルエンサー理論 (マルコム・グラッドウェルのベストセラー『ティッピング・ポイント』でお馴染みですね)に対して懐疑的な立場を取り、「事実ではなく願望にもとづくもの」という強い表現で批判しています。その代わりとして掲げられるのが、小規模なグループが連鎖しているというネットワークの構造を理解し、それが持つ特性を活かしてマーケティング・メッセージを伝えるというアプローチ。

なお、この本は本文+アドバイスの繰り返しと、各章の最後にまとめが入る構成になっています。

これがまたこの本をなんとも構造的にロジカルなものにしています。構造的でロジカルに構成された理由は、きっと一度流し読みをして、あとは必要なパートを、都度都度読み返しもらいたいという意図によるものでしょう。

そんな構成も踏まえて、この本はなんとも今のネットを写す本になっています。

まだ、2章までしか読んでませんが、まじで必読ですよ。

ウェブはグループで進化する  ソーシャルウェブ時代の情報伝達の鍵を握るのは「親しい仲間」
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投稿:by 2012 07 23 10:30 AM [献本] | 固定リンク

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