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2012.08.10
週150円で読み放題どころか、最適化までしてくれるデジタルコンテンツ配信サービスケイクス(cakes)の第一弾執筆者として発表されてしまっております
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世の中、電子書籍だのなんだのと、この秋に向けて、さらに騒がしい様子ですが、それを尻目に、ウェブでいいじゃないと言ってくれるデジタルコンテンツの配信サービスが始まります。
それが、cakes(ケイクス)です。
リンク: cakesへようこそ! | cakes(ケイクス) クリエイターと読者をつなぐサイト.
リンク: 新しいデジタルコンテンツ市場の創出を目指した定額課金型コンテンツ配信プラットフォームcakes(ケイクス)を開設します! - Piece of Cake, inc..
cakesは、さま ざまなコンテンツをウェブで配信する、定額課金型のコンテンツ配信プラットフォームです。cakesはウェブ上で「コンテンツを売買するための仕組み」 と、「コンテンツを適切な読者に届けるための仕組み」を提供します。Amazonがインターネットでの物販を「普通のこと」にしたように、インターネット でのコンテンツ販売を「普通のこと」にすることを目指しています。
あの加藤さんが、独立して、紙からデジタルに進出ということで、すでに話題になっていました。
もしドラの編集者の加藤貞顕さんが作ってたサイトがもうすぐ動き始めそうな様子。:クリエイターと読者をつなぐコンテンツ配信プラットフォーム cakes(ケイクス) cakes.mu
— 池澤あやかさん (@ike728) 6月 27, 2012
もうどういうのが出てくるのよー!と気になりまくっていた人と多いと思うのですが、その第一弾執筆陣が発表され、そこに私も含まれております。
リンク: デジタルコンテンツの有料配信プラットフォーム cakes(ケイクス) 一般向け正式オープンに先立ち、第一弾執筆・登場予定者を発表! - Piece of Cake, inc..
第一弾の発表には、ベストセラー作家、学者、人気ブロガーなど、多様な肩書きの執筆陣が名を連ね、正式オープン以降、cakes上にて、コンテンツ配信をしてまいります。cakesでは、豪華執筆陣による連載・寄稿のほか、さまざまなコンテンツホルダーの雑誌、書籍、コミック、ウェブサイトなど、多彩なコンテンツを配信するプラットフォームとして、つくり手と受け手双方にとってこれまでにない新しいメディアの形を提案していきます。
発表されてから、私もその全貌を知ることになっているわけですが(笑)、この執筆陣の充実ぶりは、流石の一言。
五十音順で、執筆陣が並べられているので、私は家入さんと磯崎さんに挟まれている形になるのですが、このメンツに並べられて、かなりドキドキです。
で、気になるのが、ケイクス(cakes)の仕組みですよね。
私は執筆予定(もちろん、まだ一文字も書いてません)なので、すでに絶賛開発中のサイトを見せていただいているのですが、いやあ、これはなかなかに素敵ですよ。
っていうか、おれすでに青山裕企さんの記事(というか写真)をもう10回は見てます。いやあ、この連載だけでも、なんというオレ得。
ケイクス(cakes)がどういう思想・考え方で設計されているのか、そもそもなぜケイクス(cakes)を作ろうと思ったのかについては、加藤さんのインタビューがどこどこ出ていますので、そこを見てもらうのが、いいと思います。
リンク: ピースオブケイク代表取締役CEO・加藤貞顕インタビュー 【第1回】cakesが見つめる「普通」の未来 | cakes(ケイクス) クリエイターと読者をつなぐサイト.
古賀さんも経験あると思うけど、本って10万部を超えたあたりから世の中が動きはじめるでしょ? メディアで採り上げられるのはもちろん、意外なところからクチコミが伝わってきたり、世の中全体が動きはじめるのを肌で実感できる。
リンク: 「もしドラ」編集者が手がけるコンテンツプラットフォーム「cakes」に注目 :Heartlogic.
まず1つは、cakesを読むことが何かしらの意味で誇れるライフスタイルであると位置づけられてほしい。いい具合にブランディングされるといいな、と思います。毎週150円を「ツール」に支払うよりは「ライフスタイル」に支払う形の方が、いろんな意味でイイでしょうし。
リンク: ピースオブケイク代表取締役CEO・加藤貞顕インタビュー 【第2回】コンテンツはもっと自由になれる。 | cakes(ケイクス) クリエイターと読者をつなぐサイト.
流通に乗せて利益を出すためには、価格を500円から3000円くらいで収めなきゃいけない。そのためにはある程度のページ数がないと格好がつかない、みたいな。あるいは、書店で棚差しされたときにも埋もれてしまわないように、束(背表紙)の厚みがこれくらい必要だとか。これってすごく不健全な話で、コンテンツの中身とはなんら関係ない事情によってページ数が決められているわけです。
リンク: ピースオブケイク代表取締役CEO・加藤貞顕インタビュー 【第3回】検索の時代からパーソナルソーティングの時代へ。 | cakes(ケイクス) クリエイターと読者をつなぐサイト.
cakes は会員制の有料サイトなので、ログインしてからコンテンツを読んでもらうことになります。すると、その人の閲覧履歴を独自のアルゴリズムによって解析し、「こんな記事も好きかも」「こっちにも興味あるかも」とオススメのコンテンツを上のほうに表示するようになっているんです。
リンク: ピースオブケイク代表取締役CEO・加藤貞顕インタビュー 【第4回】有料だからできること。 | cakes(ケイクス) クリエイターと読者をつなぐサイト.
だからぼくはクリエイターの方々にもマーケティングの意識を持っていただきたいし、そうした貢献に報いるシステムを準備しておきたかったんです。
でね、加藤さんって、こわい人だなあと思うのは、ここです。
リンク: 【加藤貞顕氏インタビュー】「もしドラ」の編集者が手掛ける、新しいデジタルコンテンツの舞台 定額課金型コンテンツ配信プラットフォーム「cakes」 加藤貞顕氏インタビュー:ソフトバンク ビジネス IT.
フォーマットはHTMLを採用し、パソコンのブラウザからだけではなく、スマートフォンやタブレット端末からも最適に閲覧することができます。僕はデジタルコンテンツの未来の標準フォーマットは、Webだと思うんです。いわゆる電子書籍のようにページをめくって読むより、スクロールする方が読みやすいですし、デバイスにもOSにも依存しないという利点があります。
いわゆる電子書籍、デバイスを結びつく形でコンテンツを供給してくれるのはいいのですが、それしかダメってのが、なんともすっきりしない。あれこれも、好きに読ませて欲しいわけですよ。
それにね。これはMacBook Pro Retinaにしてから、日々痛感していることなのですが、文字というコンテンツの読みやすさ、見やすさってのは、結局フォントと解像度の問題だったんだなあと。
Retinaで、Safariでブログとか読んでいると、自分の読みたいサイズにテキストサイズを変更(大きくしても小さくしても)しても、文字のきれいさにまったく破綻がなくて、すさまじく読みやすいんです。
ああ、なんだ。やっぱりHTMLとブラウザーで良かったんじゃないか。
だから、文字を読むというコンテンツに残っている問題は、課金と最適化なんです。ホントそこだけと言ってもいい。
もちろん、これは今更言われていることではなくて、ずっと前から言われていることではあるのですが、課金と最適化の解決の方法は、ひとつはそこにあるクオリティの問題。もうひとつは、コンテンツのアーキテクチャの問題。
ケイクス(cakes)は、その両方を自前で挑戦しようとしています。
その挑戦に週150円で付き合うというのは、悪くない選択肢なのではないでしょうかと、執筆陣のひとりとして、ご提案させていただきたいわけです。
ということで、私のPCにケイクス(cakes)のステッカーを貼りたいので、ぜひご準備していただければと考えております。いや、まじでまじで。
【訂正】
月150円と表記していましたけど、週150円の誤りでしたので、訂正しました。すいません。
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投稿:by いしたにまさき 2012 08 10 04:35 PM [ネットとお金] | 固定リンク
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