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2013.05.20

ログとコミュニティとKDP、EPUB 第25回「セルフパブリッシング狂時代」振り返り




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さて、今更ではあるのですが、JEPA主催のePub cafe「EPUB25 セルフパブリッシング狂時代」について、備忘録的にまとめておきます。

オフィシャルからのまとめは、以下のページ。とてもきれいにまとめていただいていて、私だけがセミナー後の記事をさぼっていたのがバレバレになっています(笑)。

 リンク: EPUB 第25回 セルフパブリッシング狂時代 * - epubcafe.

私も、一応ひと仕事はしていまして、ツイートのまとめはしてあります。これで、当日の会場の空気は、伝わるのではないかと思います。

また、当日の様子は、参加者からの記事として、以下の記事にてまとめられています。こちらもぜひ、どうぞ。というか、この記事だけ読めば、十分とも言えます(笑)。

 リンク: 日本電子出版協会(JEPA)主催の「EPUB25 セルフパブリッシング狂時代」に行ってきた : 見て歩く者 by 鷹野凌.

まずは、自分が何を話したのかを書くべきですね。

ということで、以下が当日使ったスライドと、動画のアーカイブです。

▼いしたにまさきのスライド「ブロガーから見たセルフパブリッシング狂時代」

EPUB 第25回「セルフパブリッシング狂時代」いしたにスライド公開用 from masaki ishitani

▼いしたにまさきのアーカイブ(約30分)

約30分ほどお話させていただいていますが、要するに言いたかったことは、2点です。

  • 「KDPで売れなければ、おれのせい」
  • 「どうやって、著者は時間を味方にするのか」

また、実際にKDPやkindleストアが無視できない数字になっていることは、以下の記事からも十分に伝わるはずです。

 リンク: 【西田 27号】スタートから半年。Kindleの評価 アマゾン・ジャパン Kindleコンテンツ事業部長 友田氏インタビュー - MAGon ブログ.

これは、単純な「身びいき」ではあるまい。多くの出版関係者は、Kindleで電子書籍が圧倒的に売れているのを目の当たりにしている。筆者自身の既刊本のうち、把握できるものの状況を見ても、Kinldeとその他のストアすべての販売結果を比べた場合、少ないもので数倍、多いものでは100倍近くの売り上げ差がある。好調さの度合いをなにで測るかは議論があるだろうが、「Kindleで本が売れている」ことを否定する人はいないだろう。

そして、個人的に楽しみにしていたのが、鈴木秀生さんのお話でした。

DSCF1911.JPG

鈴木さんのKDP本「日の丸電子書籍はなぜ敗れたか -21st century eBook Story- (電子書籍の世紀)」は、すでに読んでいて、私とは出所もKDPに至るまでの経緯もまったく違う人から、どういう話が聞けるのかということを楽しみしていました。

でもねえ、これ面白かったんですよ。

私とも、佐々木さんとも、鈴木さんの話の内容は、ぜんぜん違うのですが、最終的にたどりついたところは、やっぱりブログの重要性だったんです。

 リンク: セルフコンテンツマネジメント狂時代 : 本とeBookの公園 ― 21st century Book Story ―.

登壇者の出自こそ三者三様だったものの、共通キーワードは「ブログの重要性」でした。

このセミナーの様子も含めて、さらにもう1冊KDP本を出している佐々木さんも同じことを言っています。

リンク: JEPAセミナー「セルフパブリッシング狂時代」のまとめと、アウェー感に関する率直な感想 : アルカンタラの熱い夏.

原稿を執筆して、EPUBのファイルを制作して、本をプロモーションするという、それぞれに困難の伴う大変な作業が、実はブログを使うことによって解決する(あるいはその可能性がある)ということが、それぞれの立場から語られた会だったと言えると思います。

また、この日司会をやってくださった高瀬さんは、以下のようにまとめています。

 リンク: セルフパブリッシング狂時代と商業出版の接点 - 08th Grade Syndrome.

セルフパブリッシングの著者はよき読者を求めていて、著者同士が互いの作品の読者の役割を果たし合ったりする。かつては編集者が著者の「最良の読者」だったよね。これからの出版人はサラリーマン感覚じゃなくて、個人としていろんなコミュニティに参加することが必要なのかもね。

これは、ホントにそうです。私がこの10年、ブログを通じて知った様々な現場で見た光景は、どこに行っても、どんな狭そうな趣味の世界でも、そこにコミュニティが存在していることです。

じゃあ、コミュニティを発見して、そこで楽しくやっていればいいじゃないかっていうと、やっぱりそうじゃありません。

 リンク: 私がブログを書く理由とブログの限界、そして #ブロネク | タムカイズム.

自分で言って自分で納得していて恐縮なのですが、ブログですべてを表現する必要はなく、断片だとしても残されたログをきっかけとして例えば何かの機会に自分でそして他人から引き出されるようなものかもしれないと、そう思ったのです。

例えば、今回登壇した3人でいうと、実は、いしたにが佐々木さんに「KDPを出すべきだ」と勧め、その佐々木さんが鈴木さんに「KDPを出すべきだ」と勧めています(実際の出版はこの順番ではありませんが)。

これは、まずはKDPには、それにかかわった人が、周囲の人をKDPにマキコミたくなる面白さがあるためなのです。もう1つ大事な点は、こういう言葉というのは、やっぱりコミュニティの中でかわされる言葉なのです。

つまり、実際に人が動くには、コミュニティがあることが、促進剤になるということです。

ただし、コミュニティの外に何かを伝えるには、ログとしてのブログがきっかけを生み出しています。

さらに、そのブログをまとめたり、ブログにはおさまらないものをKDPとして出していくことになるわけです。

ということで、みなさんもぜひKDPトライしてみましょう!ということで、宣伝エントリーでありました(笑)。

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投稿:by 2013 05 20 09:44 PM [KDP(キンドルダイレクト・パブリッシング)] | 固定リンク

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