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2013.06.19

非破壊スキャナーScansnapSV600は、むしろ本や雑誌の購買を広げるスキャナーになるはずだ




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非破壊スキャナー・Scansnap SV600が発表され、何日か経ちましたが、過去に1スキャナーの発表が、こんなに話題になったのは、ちょっと記憶にないですよ。

そもそも、PFUのとある方に、前々から「いしたにさん、次のはちょっとすごいんですよ」って、メーカーの人らしからぬ不敵なコメントをいただいておりましてね。

なぬ!その挑戦状受けてやる!という意気込みで「PFU IT Fair 2013」の新製品発表会の場に臨んだわけであります。

で、いきなり答え出ちゃいました。もうね、これはいい。悪いわけがない。そのぐらいのことがわかるぐらいには、この手のものは見てますよ。

さて、このSV600のなにがすばらしいのか、ちょっとゆっくりかいつまんでみましょう。

P6145071.JPG

 リンク: ScanSnap SV600 : 富士通.

非破壊ばかりが先行キーワードになっていますが、そこはみんなちょっと落ち着け。

非破壊のスキャナーなんて、業務用を始めとして、既に存在しています。このSV600がすごいのは、とにかくこのダウンサイズ。

普通に設計すると、台座部分の方を大きくすると思うんですよね。

でも、頭の方が大きくなっても、台座に重さがあれば、安全面は問題ないです(実際、このSV600は、そういう対応されています)。

P6145083.JPG

じゃあ、なんで台座を小さくする必要があるかというと、やっぱり設置問題です。

約6万円という値段を考えると、このSV600は、家に1台とか、1部署に1台ぐらいの感じで、普及を狙っていると思うんです。

そんなスキャナーが、見た目で「大きいな!」という印象を与えてはいけないわけです。

実際、SV600の台座部分の奥行は、タバコサイズぐらいですから、これならまずは奥様もひと安心というわけです。

そして、実は新製品発表会で、驚愕したのは、この台座についている白い部分に関することです。

P6145080.JPG

この白い長方形。もちろん左右についているのですが、これスキャン時に光を当てて、キャリブレーションしているんです。

SV600は、光の反射でスキャンするので、光を安定させるというのは、スキャン品質に直結するわけですが、今時光源なんてLEDですから、そんなに不安定なものじゃないんですよ。

でも、ちゃんとキャリブレーションして、スキャンへの不安要素を取り除いている。ああ、PFUまじめだな、くそまじめだなあ。いいよ!すばらしいくそまじめですよ。

さて、ハードの話が終わったところで、じゃあこのSV600をどう使うかということです。

なんか、このスキャナーのせいで、出版の危機が!なんて声も出ているようですが、このスキャナー1台でどうにかなるわけがないでしょう(笑)。

これでどうにかなるんだったら、コピー機が出た時点で、とっくに出版崩壊しているはずですよ。

私がSV600のデモを見て、わくわくしたのは、そんなことじゃなくて、このスキャナーは、相当遊べそうだぞ!ということです。

それはどうしかというと、これまでのScansnapや、従来型のフラットヘッドスキャナーというのは、とにかくスキャナーにスキャンしたいものを密着しなくてはいけなかったんです。だから、断裁機とかが必要になってしまう。

この制約から、自由になるってのは、これはすごいことです。

まず、考えたのは、立体物のスキャンですね。

▼SV600は、立体物もスキャンできる

そんなもの、デジカメで撮っておけよ!という意見もありそうですが、1枚撮るなら、それでいいんです。

問題は、同じものを同じ角度での撮影です。これをやろうとすると、デジカメは一気に三脚とか必要になって面倒になります。

だからね。例えば、プラモも製作過程とかを、このSV600なら、数秒で記録できるわけです。

どうせ、黒い布の上に、ものをのせるので、場見っておけば、完璧です。ひょっとして、クレイアニメ的なものさえできるのではないかなんてことも考えてしまったぐらいです。

次が、これまで敬遠していた紙ものスキャンです。もちろん、これが本丸ですよね。

これまでの自炊の問題点は、断裁しないと自炊できなかったこと。大事な本を破壊して、読んだときの目印としての付箋とか、折り目がリセットされちゃうのって、いやなんですよ。

さらに、ホントに本をまるまる全部スキャンするよりも、ある本のとある部分だけをスキャンしたいということの方が、ずっと頻度が高いし、自分のメモとしても、ずっと貴重なわけです。もちろん、本そのものは、そのまま保管できるわけですしね。

あと、ここのところ、雑誌を買わなくなって久しいのですが、これもスキャンするためには、破壊しなくてはいけないというのが面倒なんです。

この数ページのために、断裁機を引っ張りだすのは、面倒。じゃあ、もう買わなくていいやとなっていたわけです。

でも、このSV600なら、大きめの雑誌でも、数ページなららくらくと連続スキャン可能です。

▼SV600は、ページめくりを自動検出して、連続スキャン(読み取り)できる

SV600が、もし家にきたら、私はこれまでよりも、雑誌を買う量が増えると思います。

だって、これまで、スキャンできなかったものをスキャンできるということは、購買の機会を広げるしかないからです。

だって、データを盗みたいんじゃなくて、大事なものを保存しておきたいだけなんですよ。

 リンク: ITライフハック |新しいスキャナ始まる ScanSnap SV600実機レポート【デジ通】.

同じように自分に所有権がない書籍を丸ごとスキャンするのは「違法である」と理解している人は、この製品を使っていても違法行為は行わないだろう。逆にこの製品が出る前から、悪いことをしていた人は、すでに行っていると考えるほうが自然だ。

でね!

ここまで絶賛のScansnap SV600ですが、ここから残念なお知らせとうれしいお知らせです。

この非破壊スキャナー・SV600。現状、Windowsにのみ対応です!

つまり、Macユーザーは蚊帳の外!

でもね、展示会で聞いてきた話によると、寒くなる前ぐらいまでには、Macに対応した各種ソフトなども準備されるとのことです。

ということで、私はそれまで待とうと思うのですが、いや、どうせスキャン専用機があった方がいいから、適当なWinマシンを買う言い訳にしようかなあと悩むほど、このSV600というスキャナーは、魅力的です。

あー、もー、ホントどうすべかなぁあ。

あとね、このSV600のキャリーバッグ、おれならこうするかなあというアイデアあります。

かなり、ニッチで数多く売れるものじゃないとは思うのですが、ご興味ありましたら、PFUのみなさんご連絡ください。

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投稿:by 2013 06 19 10:30 AM [ガジェット] | 固定リンク

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