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2013.07.08

『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』で、自分の過去の観光体験を反芻することに成るとは思わなかったよ!




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私は、ゲンロン友の会会員なので、黙っていても、家に送られてくるのですが、毎月の定例でカレーを食っていると、なぜか東さん登場。

ということで、噂のチェルノブイリ本を献本いただきました。

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1DSCF2911.JPG

ツーリズムえというのは、個人的にもずっとテーマにしていることで、あまり公言したことがないのですが、私の数少ない趣味が「その本が舞台にしている街で、その本を再読する」だったりします。

本には、もちろん小説も含まれており、むしろ小説こそ、この趣味としては面白みがあります。うまく言語化できないのですが、舞台となった街で再読すると伝わってくるものや空気感ってあるんですよ。今度、ホーチミンに行くので、ホーチミンで『Gene Mapper -full build- 』を再読する予定です。

で、この本のテーマは「ダークツーリズム」。

ダークツーリズムの対象となるのは、日本でいえば広島のような人類・歴史上の悲劇が起きた場所にわざわざいくという旅の形です。

余談ですが、広島はダークツーリズムの観点でいうと、原爆ドームや資料館が大事なことは言うまでもないですが、それ以上に大事なのが船で川から広島市内に入ることです。このルート、観光船で行くことができますが、正直つらいです。

私の観光スタイルは、基本1ヶ所固定して、できれば1週間程度都市に滞在するというもの。いわゆる自然系の遺産的なものに、ほぼ興味がないので、都市以上の観光対象が見いだせないわけです。

そして、都市をいくつかまわった経験で、感銘を受けた場所というのは、やはり過去に世界一だったことがある都市です。どこでもなんでもいいので、どっかで世界一のピークを持っていたことがある街というのは、やっぱりすごい。そして、そのすごさは他で味わうことができないので、観光すべきなのです。

そして、その世界一のピークを見るというのが観光の醍醐味だとすると、私はわりとすんなりダークツーリズムは理解できます。やはり、そこには見るべきものがあるはずなんです。

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1
4907188013

でだね。

カレーを食べながら、東さんにはいろんな話を聞いたのですが、本以外の話が面白すぎたこともあり、かなり記憶が曖昧なのですが、東さんが話していたことが、すでにツイッター上で展開されていました。

私は、ちゃっかりサインをもらいました。この本、東浩紀編となっていますが、東浩紀著ぐらいのイメージでいいのだと理解したからです。

DSCF2915.JPG

さてさて。

この『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』のはじまりである <旅のはじめに> には、チェルノブイリに限らない、いろいろな領域で共通認識とすべき、とても大事なことが書かれています。

少し長いですが、引用します。

取材を終え、わたしたちの心にもっとも強く残っているのは、話を伺ったウクライナ人たちが、政府側、市民側、原発推進あるいは原発反対、それぞれが異なった政治的な立場を取りながらも、みな口を揃えてチェルノブイリの記憶の風化を語り、観光客だろうが物見遊山だろうが映画の舞台だろうがなんだろうが、人々がチェルノブイリに関心をもってくれるのであればそれはいいことだと答えていたことです。

これをほぼ同じ言葉を、私は東日本大震災の被災地で聞きましたし、友人・知人の中で、実際に被災地に行った人たちからも、何度もいくども繰り返し聞かされています。

ホント、チェルノブイリでも、東日本大震災の被災地でも、どこでもいいので、少しでも興味を持ち、チャンスがあれば、どんな理由であっても、実行すべきなのです。

そして、この言葉に呼応するかのように行われたのが、このチェルノブイリ本そのもののマーケティングです。

ゲンロンが持つ様々なリソースの中でも、最もチェルノブイリ本とは、関係なさそうなリソースを使いまくったこのマーケティング。誤解されるのを覚悟で言うと、楽しんだものの勝ちなのです。

そして、このマーケティングの結果は、どうやら、無事成功ということのようで、このゲンロンの有言実行精神に乾杯であります。

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1
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投稿:by 2013 07 08 10:30 AM [献本] | 固定リンク

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