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2013.07.09
学会の民主化である「ニコニコ学会β」を解説する『進化するアカデミア』
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2012年のグッドデザイン賞を受賞したニコニコ学会β。とはいえ、活発に動いているコミュニティの常で、少し外や途中から参加しようとすると、なかなか様子が見えないのも事実。
ということで、主催がニコニコ学会βはなぜ誕生したのかについて、まさにまとめたのが、本書。著者でありニコニコ学会β実行委員会委員長である江渡浩一郎さんから、献本いただきました。ありがとうございます。
▼【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来 
そうそう、著者の江渡さんは、その後グッドデザイン賞の審査員にもなってます。グッドデザイン賞の審査員って、なんかすごいよな。ホントに、この世に実在するんだぜ(意味不明)。
お知らせ:2013年より、グッドデザイン賞の審査員をやらせていただくことになりました。今年のグッドデザイン賞は、いまちょうど受付中で、締め切りは6/12水です。ぜひみなさまご応募ください! http://t.co/LugiG6pM02
— 江渡 浩一郎 (@KoichiroEto) June 6, 2013
さて、なぜニコニコ学会なのか?ということについては、もういきなり冒頭の「はじめに」にガッツンガッツンと書いてあります。
そう、Webもネットも、最初は研究者や研究のためのものだったんですよ。うっかり忘れそうになってた。
ただ、そのWebを研究者以外のみんなが使うようになって、研究者がいる学会そのものが、みんなのものになったのかっていうと、そんなことはなかったわけです。
ネットの力というのは、乱暴にまとめると「民主化と可視化」なので、その影響は、あらゆるところに及んでいきます。
でも、そもそもWebが誕生した研究の分野こそが、後回しになってしまっていたのは、なんとも皮肉な、でも歴史的にはよくある話です。
ということで、目次を引用します。
▼【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来 
リンク: ニコニコ学会βの本『進化するアカデミア』を出版しました! | ニコニコ学会β | niconicogakkaiβ.
目次
はじめに
●第1章 ユーザーとともに起こす知的イノベーション
- 創造性が連鎖する環境とは
◎「ユーザー参加型研究」の世界
解説:後藤真孝(産業技術総合研究所 首席研究員)
◎「見たい人」と「見せたい人」を出会わせる
解説:伊豫田旭彦(株式会社ドワンゴコンテンツ)
●第2章 学会ってどんなところ? 研究者って何してるの?
- そもそも研究とは何か
- ニコニコ学会βが新規性にこだわらない理由
◎科学の進化は、評価の進化とともにある
解説:岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)
◎「研究者」は職業ではなく「ライフスタイル」だ
解説:稲見昌彦(慶応義塾大学大学院 メディアデザイン研究科教授)
●第3章 ドキュメント・ニコニコ学会β
- ニコファーレで学会がやりたい
◎「研究」の入口はすぐそこにある。たとえばニコニコ動画とか
解説:myrmecoleon(明治大学 米沢嘉博記念図書館職員)
◎研究と社会をつなぐハブになりたい
解説:岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)
●第4章 ニコニコ学会β 実装編
- 100連発という新しい研究の表現
- 発表をするほうも見るほうも、テンションが上がり続けるフォーマット
◎楽しさ、おもしろさ、興奮の向こうに未来がある
解説:高須正和(チームラボ株式会社 カタリストDiv)
◎自分の知的欲求に正直なのが野生の研究者
解説:八谷和彦(メディア・アーティスト)
●第5章 ニコニコ学会β 運営編
- ニコニコ学会β合宿
- ニコニコ生放送で運営会議
- クラウドファンディングによる資金調達
◎研究者の新しい生態系をつくるために
解説:岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)
という感じで、それぞれの研究発表の内容、そして運営のことまで、この本に収録されているのですが、大変ありがたいことに、それぞれの発表の前に、江渡さんの解説が入っています。
ああ、これですよ。これを待っていたんですよ。これがないと、外の人間は、理解できないんです。
で、最後に改めて、表紙のことを。表紙は、当然のように初音ミク。
ミクさんと学会と関係あるの?とかいうこととか、どうでもいいんです。初音ミクは、クリエイターには開かれているアイコンなんですからね。
日本の21世紀最高のアイコンは、もう初音ミクでいいと思うんですが、それって誰かちゃんと解説しているのかな。だれか知ってたら教えてください。
なお、この「進化するアカデミア」。もちろん、紙版とkindle版、両方用意されています。
左が紙版で、右がkindle版ですよー。
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投稿:by いしたにまさき 2013 07 09 10:30 AM [献本] | 固定リンク
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