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2013.07.09

学会の民主化である「ニコニコ学会β」を解説する『進化するアカデミア』




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2012年のグッドデザイン賞を受賞したニコニコ学会β。とはいえ、活発に動いているコミュニティの常で、少し外や途中から参加しようとすると、なかなか様子が見えないのも事実。

ということで、主催がニコニコ学会βはなぜ誕生したのかについて、まさにまとめたのが、本書。著者でありニコニコ学会β実行委員会委員長である江渡浩一郎さんから、献本いただきました。ありがとうございます。

【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来
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そうそう、著者の江渡さんは、その後グッドデザイン賞の審査員にもなってます。グッドデザイン賞の審査員って、なんかすごいよな。ホントに、この世に実在するんだぜ(意味不明)。

さて、なぜニコニコ学会なのか?ということについては、もういきなり冒頭の「はじめに」にガッツンガッツンと書いてあります。

そう、Webもネットも、最初は研究者や研究のためのものだったんですよ。うっかり忘れそうになってた。

ただ、そのWebを研究者以外のみんなが使うようになって、研究者がいる学会そのものが、みんなのものになったのかっていうと、そんなことはなかったわけです。

ネットの力というのは、乱暴にまとめると「民主化と可視化」なので、その影響は、あらゆるところに及んでいきます。

でも、そもそもWebが誕生した研究の分野こそが、後回しになってしまっていたのは、なんとも皮肉な、でも歴史的にはよくある話です。

ということで、目次を引用します。

【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来
4781609953

 リンク: ニコニコ学会βの本『進化するアカデミア』を出版しました! | ニコニコ学会β | niconicogakkaiβ.

目次

はじめに 

●第1章 ユーザーとともに起こす知的イノベーション 

      • 創造性が連鎖する環境とは

◎「ユーザー参加型研究」の世界

解説:後藤真孝(産業技術総合研究所 首席研究員)

◎「見たい人」と「見せたい人」を出会わせる

解説:伊豫田旭彦(株式会社ドワンゴコンテンツ)

●第2章 学会ってどんなところ? 研究者って何してるの? 

      • そもそも研究とは何か
      • ニコニコ学会βが新規性にこだわらない理由

◎科学の進化は、評価の進化とともにある

解説:岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)

◎「研究者」は職業ではなく「ライフスタイル」だ

解説:稲見昌彦(慶応義塾大学大学院 メディアデザイン研究科教授)

●第3章 ドキュメント・ニコニコ学会β 

      • ニコファーレで学会がやりたい

◎「研究」の入口はすぐそこにある。たとえばニコニコ動画とか

解説:myrmecoleon(明治大学 米沢嘉博記念図書館職員)

◎研究と社会をつなぐハブになりたい

解説:岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)

●第4章 ニコニコ学会β 実装編 

      • 100連発という新しい研究の表現
      • 発表をするほうも見るほうも、テンションが上がり続けるフォーマット

◎楽しさ、おもしろさ、興奮の向こうに未来がある

解説:高須正和(チームラボ株式会社 カタリストDiv)

◎自分の知的欲求に正直なのが野生の研究者

解説:八谷和彦(メディア・アーティスト)

●第5章 ニコニコ学会β 運営編 

      • ニコニコ学会β合宿
      • ニコニコ生放送で運営会議
      • クラウドファンディングによる資金調達

◎研究者の新しい生態系をつくるために

解説:岡本真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)

という感じで、それぞれの研究発表の内容、そして運営のことまで、この本に収録されているのですが、大変ありがたいことに、それぞれの発表の前に、江渡さんの解説が入っています。

ああ、これですよ。これを待っていたんですよ。これがないと、外の人間は、理解できないんです。

で、最後に改めて、表紙のことを。表紙は、当然のように初音ミク

ミクさんと学会と関係あるの?とかいうこととか、どうでもいいんです。初音ミクは、クリエイターには開かれているアイコンなんですからね。

日本の21世紀最高のアイコンは、もう初音ミクでいいと思うんですが、それって誰かちゃんと解説しているのかな。だれか知ってたら教えてください。

なお、この「進化するアカデミア」。もちろん、紙版とkindle版、両方用意されています。

左が紙版で、右がkindle版ですよー。

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投稿:by 2013 07 09 10:30 AM [献本] | 固定リンク

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