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2013.08.08

『45歳からのアニメ入門』は、過去の成功体験から心の壁をつくってしまった大人に贈りたい1冊!




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45歳からのアニメ入門』発売おめでとうございます。kindleで即買いしました。というのも、この本の出版をとても心待ちにしていたからです。というか、何度か、これはまとめられるべきと発言していたはずです。

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これは、どういうことかというと、本書は、「師匠と弟子によるブログでの往復書簡+書きおろし」という言わばブログのまとめ本だからです。

 リンク: 「45歳からのアニメ入門」発売! - ダリブロ 安田理央Blog.

まぁ、今でもこのブログにコンテンツは残っているので、だいたいの内容はオンラインで読めるわけですが、色々書きおろしたり(tag師匠の書きおろし「僕がアニメに帰還した理由」は必読!)、整理したりしてますので、読みやすくなっているのではないかなと思います。

 リンク: 「45歳からのアニメ入門」発売です! - rickdom.

そう、この10年で僕はサブカルからオタクに転向したのです!!

で、kindleで買って、その場から一気に小一時間ぐらいで読みきってしまったんですが、やっぱり、これはまとめられるべき内容を持っていたコンテンツでした。関係各位のみなさんごくろうさまでした。そして、ありがとうございます。

このtag師匠と生徒である安田さんのアニメ入門に関するやり取りは、はてな界隈を中心として、当時(といっても2013年の2月ぐらいこと)かなりのコメントを生み出しました(tag師匠萌えという言葉さえ生まれた)。

いい大人が「おれもアニメで萌えてみたい!」という趣味の話が話題になった理由を考えてみると、こんな感じだと思います

  • 今時のアニメは、高度に発達しすぎ
  • おっさんになってしまうとそれが参入障壁に
  • でも、過去に克服の経験がある人がそれなりの数いた
  • そして、やっぱりアニメは面白い

また、私の個人的な事情でいうと、私も過去アニメを克服し(tag師匠と同じタイミングだったことが今回判明)、ちょうどこの時期は、アイドルを克服しようしていたので、過去の自分を追体験しつつ、今やろうとしていることのヒントにもなるという、まさにその時の自分にぴったりな内容だったんですね。

なので、当時も楽しませてもらったんですが、うまく言えませんが、どっかで、自分が楽しんだ以上の何かあるのではないかと思っていて、それでまとめられるのを楽しみにしていたわけです。

ということで、kindleで購入して、小一時間ほどで一気読みしてしまったわけですが、やはりこの『45歳からのアニメ入門』は、まとめられるべき内容を持っていたと思います。

たかがアニメ、たかがアイドルではあるのですが。それでもなお意味があると思うのは、これが45歳、つまりいい大人向けとされている本だからです。

いい大人になってしまうと、何か新しいものを受け入れられないときというのはあります。そんな時、大人はその理由を対象物の中に求めてしまいがちです。でも、その理由は、大人である故の過去の経験から自分で作り上げてしまった「心の壁」に原因があることが多いのです。

そのことが、1冊にまとめられて、一気読みできるようになって、ブログでやり取りしていたときよりも、わかりやすくこちらに伝わってきます。そう、苦手克服を阻害しているのは自分の中にある心の壁であることに気づくこと、これがいちばんむずかしいのです。

気づくだけではなく、さらにこの心の壁を克服することには、メンターと呼ばれるような、つまり師匠が必要になるんですが、いい師匠に巡りあうのは難しいです。さらに、できれば師匠以外に、いろいろと教えてくれる同好の士のような存在があるとなお良いのです。

でも、そういう心の壁を壊している経験というのは、得てして個人的なものになりがちで、あんまり表に出てきません。

だから、「おっさん+アニメ+萌え」という、それなりの影響範囲が想像できる領域で、こうした壁を壊す経験が共有可能な形でまとめられたことには、意味があると思うのです。

一度、心の壁を壊すことを経験すると、その経験は他の分野で壁を壊すことにも応用可能です。これが、すっかりおっさんになってしまったものにとって、その後の人生のために、それなりに重要な処方箋になることは、言うまでもないことだと思います。

私が、おっさんになってよかったと思うことのひとつは、なにかが変化するためには、時間がかかるということを知っているということです。

1ヶ月かかるときもあるし、半年かかるときもあるし、3年ぐらいかかるときもあります。でも、自分が興味を持ち続けている限り、一生懸命でなくても、永久に理解できない・変化しないことなんてないんですよ。だから、1日ですぐにわからなくてもいいんです。時間で焦る必要はなくて、気をつけるべきは、自分の心の壁問題。

ということで、自分の心の壁問題にぶち当たったら、またこの本を読むと思います。大人のジュブナイル最高!

【追記】

すごく大事なことを書き忘れていたので、追記。

この『45歳からのアニメ入門』が、ホントに偉いのは、表紙がちゃんとデザインされていて、中身とマッチしつつも、アマゾンで目を引くキャッチーなイラストになっていることです。

 リンク: 45歳からのアニメ入門 [Kindle版] - 西E田Blog.

自分はまだ40にもなってないですがいろいろ勇気をもらえると思います(予想)

不勉強にも、私はこの西E田さん知らなかったのですが、私もチャンスがあれば、表紙お願いしてみたいほど、ぐっときました。

【さらに追記】

この本の編集部分では、どういう作業がされているかについて、編集をして毛利さんが、具体的に説明してくれています。

 リンク: 話題の電書「45歳からのアニメ入門」の編集をしたので、電書の編集ってどういうかんじでやったのかをまとめておくよ - in between days.

それでは「構成」「校正」「電書化」の3つに分けてまとめてみます。

上の記事でも書かれているのですが、よく編集された本って、文章からは編集されたという感じが消えます。なので、編集の売上への貢献って、すごくわかりにくい部分です。

でも、この本がそうであったように、ブログから電子書籍にまとめるという動きが、これからますます増えていきそうな予感がする中、この編集の有無が読後感には、大きさを与えてしまうだろうと思います。

とはいえ、経費を設定できる電子書籍なんてね…ということを考えると、以前から言われ続けていることですが、編集の仕事というのが、どんどん変化しているのだなあと思います。

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投稿:by 2013 08 08 10:47 AM [KDP(キンドルダイレクト・パブリッシング), 書評] | 固定リンク

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