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2013.09.28

ひらくPCバッグ(Evernote版)は、サンフランシスコで本当に愛されていました




Clip to Evernote

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Evernoteのカンファレンス・EC3が閉幕しました。2日目は、EvernoteとSalesforceの連携の話や、きのうのクリス・アンダーソンに続いて、デビッド・アレンが登場したり、DevcupのプレゼンターにMCハマーがおでましするなど、Evernoteが順調に成長し続けている様子をたくさん知ることができました。

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で、私は何をしていたのかというと、ユーザーさんに話しかけて、Evernote版ひらくPCバッグである「TRIANGLE COMMUTER BAG」の感想を聞かせてもらったり、写真を撮らせてもらっていたりということを、ずっとやっていました。

なんで、ずっとこういうことをしていたのかというと、主に3つの理由があります。

1つ目は、EC3も2日目になって、ますます会場でひらくPCバッグを持って歩いているユーザーが増えたこと → 相手がたくさんいることが可視化されている

2つ目は、サンフランシスコのユーザーは話しかけて、写真いいですか?とお願いしても、いやな顔をする人が、ホントに1人もいないこと → ユーザー写真が増える

3つ目は、まだ1日ですが、Evernoteマーケットで取り扱っている商品の中で、ひらくPCバッグが、1位か2位の売上となっていること → 売れている理由を知りたい

私は、正直なところ、英語で話すのは得意ではないのですが、これだけ理由が揃っていて話しかけないバカはいないですよ。そして、話すべきことがあると、やっぱり通じるんですよね。

ということで、サンフランシスコのひらくPCバッグのユーザーのみなさんをどうぞ。

この人、2m近い大きな人でした。こんな大きな人でも使ってくれるんですね。

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おや、これはEvernote・CEOのPhilさんですね。

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きょうから、今までのネイビーのひらくPCバッグからEvernote版に切り替えだそうです。ありがとうございます。

Webエンジニアの方です、この人も大きかったなあ。

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この方もWebエンジニアの方でした。わざわざ立ち上がって、話をしてくれました。友人の方も買うかどうか悩んでいるそうです。

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はい、この方は、すでに使い方まで、完璧です。

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そして、次はこの方。いちばん感激してくれて、たくさんお話をしてくれました。

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ミネアポリスからご夫婦で参加されていました。

フラップするカバンなんて、見たことないよ!ブリリアントだよ!最高のカバンをありがとう!

この写真、ホントにいい写真だと思っていて、この先私がこれ以上の写真をあと何枚人生の中で撮れるだろうか?というほどのものだと思います。

これは、この方の奥様が撮影に協力してくれたことも大きいのですが、これ言いたくないんですけどね、写真ってハートで撮るものなんですよ。

さらに、この方、このカバンはソニーの製品みたいだよって話してくれました。「あんた過去にいっぱいカバンをデザインしたんだよね?」「いや2個だけだよ」「え!まじ!」

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少し照れくさそうに話をしてくれたこの方、そういえばこの人も大きかった、機能的ですばらしいと話してくれました。

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EC3の2日目も会場のEvernoteマーケット売場は、盛況。そして、多くの人がひらくPCバッグを見て、買ってくれていました。

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なんかね、自分でもまだこの光景が飲み込めてないんですよね。

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世界中から選ばれてEvernoteとともに作られたカバンが、世界で3つだけ。かかわったデザイナーは、コートエシエルとおれだけ。

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この売場で、ずっと商品説明してくれていたかわいこちゃん。

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Evernote版の小さい財布Evernote版のひらくPCバッグもお気に入りで、売り子さんやってて楽しかったそうです。

ということで、私のEC3が終わりました。

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カンファレンスが終われば、アフターパーティーです。

その会場でも、ひらくPCバッグユーザー発見。

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パーティ中で申し訳ないと思いつつも「私がそのカバンをデザインしたんです」と話しかけると、、、

「おい!まじかよ!まじで、あんたがデザイナーかよ!すげえ!このバッグは、ビューティフル・デザインだよ!」なんて話になり、横にいたお友達は、私が持っていたオリジナルのひらくPCバッグを目ざとく見つけて「おれはその色が欲しい」なんてことになっていました。

これは、一体なんなんでしょうね、、、

とれるカメラバッグにしても、ひらくPCバッグにしても、自分がホントに欲しいものを買って作っただけで、それでも買ってくれる人がいて、いやでも買うのはやっぱ変わり者だよねとか思ってたら、サンフランシスコにも、私が作ったカバンを楽しんでくれている人が、たった2日でこんなにいたんです。

パーティ中、Evernoteの社員の方に「こんなにカバンユーザーの写真が撮れたんだよ」という話をすると何人もの人が、こう答えてくれました。

Everybody loves your bag.

ホント、これなんなんだろう。これまで、過去に自分が聞いた英語の中で、いちばんうれしい言葉です。なんで、こんな素敵な言葉をおれがもらっているんだろう。

たしかに、Evernoteユーザーの中には、アナログ製品にもこだわりを持つユーザーが多く、またそれはお金をちゃんと払い、楽しむ人が多いことは想像できます。

これも、Evernoteの社員の方に聞いたことですが、アメリカでもサンフランシスコや西海岸ベイエリアには、変わったものや見たことがないものを楽しむ人が多いんだそうです。その気質にこのカバンは合ってるそうです。みんな「こんなカバンは見たことがない」って、目をキラキラさせていたそうです。

また、このカバンを買ってくれた最初の人たちは、カンファレンス会場や職場や街でカバンを持ち歩くから、PR効果バツグンだよとも教えてくれました。

私も、過去に声をかけられたことがあるのですが、街中で知らない人にも、サンフランシスコの人は「お!それかっこいいね!どこで買ったの?!」って話しかけるような人が多いんですよね。なるほど、なるほど。

いやあ、でもそれでもまだすっきりしてません。だって、Evernoteが選んだ製品は、他にもあるし、というか、そもそもサンフランシスコは、すばらしいカバンメーカーがいっぱいあるんですよ。

これらのすばらしいカバンメーカーの話は、またいずれおいおいとしていく予定ですが、どこもすばらしいメーカーです。だから、サンフランシスコのカバン好きって、目が肥えているはずなんです。

そんな人たちが、どうして「ひらくPCバッグ」を選んでくれるんだろう、、、

アフターパーティーが続く中、ずっとそんなことを考えていました。

こういうIT系のカンファレンスには、日本でもアメリカでも、何度も参加したことがあります。

でも、これまでは、要するにお客さんとしての参加や開催側のお手伝いという形でしうか参加したことがありませんでした。

つまり、自分が考えたことをストレートに問うという場としてカンファレンスに参加したのは、はじめてだったんです。

こっちが日本人で英語がろくにできなくても、相手は勝手に話しかけてくれるし、こっちが話かけると喜んで話をしてくれる。

これは、これまで参加したカンファレンスとは、まったく違う経験でした。そうか、作り手のみなさんは、毎回これを味わっているんだと身震いしました。この感激は、癖になります。そう簡単に手放したくない種類のものです。

世界に目を向けるということは、こういうことだったんです。

YMOがデビューするときに細野さんが言ったという「世界中の少数派のみなさんへ」という言葉を何度も思い出していました。

だからね、私はまだ成功したわけでもなんでもないし、この先どうなるかなんてなんにもわからないんですけど、やっぱり自信たっぷりにこういうしかないんです。

自分ができるだけ100%満足できる形で、自分の考えたことを世に問い続けよう。環境なんてものは、それさえあれば、あとから勝手についてくる。

EC3のアフターパーティーは、どんどん進んでいきました。

なんで伊藤園の「お〜いお茶」で、なんでこのポーズなの?ってことは、以下の記事をご覧ください。ITOENの西海岸でのIT企業での社内食堂での採用ブームは、このポーズから始まっているんです。

 リンク: お〜いお茶から学ぶメイドインジャパンの海外展開【インタビュー】角野賢一氏 – 伊藤園米国西海岸マネージャー | freshtrax | btrax スタッフブログ.

ただ単に、そうしたステージで戦うために自分たちを順応させることが、僕が考えていた「グローバル」だった。要するに、「自分たちを彼らの基準に合わせる」ということである。しかし、そうじゃないのではないかと、角野さんとのお話しを通して再確認することができた。

この伊藤園の話、実はWebサービスと食という話につながっています。

EvernoteというWebサービスとそのユーザー、社員。そしてカンファレンスの空気。こういうものを味わっていると、Webサービスがどんどん変質していることを感じます。

機能や実現できることだけではなくて、使っている人のライフスタイルにすら問いかけをしていくものに、Webサービスはどんどんなっています。

私自身、まさかカバンという形でEvernoteと仕事をすることになるなんて考えもしていませんでした。

衣食住というインフラに対する言葉がありますが、その領域にネットが入っていることは、誰もが感じていることですが、その段階がもう1歩進んできていることを、Evernoteの事例は、証明しつつあるのかもしれません。

アフターパーティーも終わり、この記事を書いていると、EC3のキーノートで約束されたプレゼントである「Jot Scriptというスタイラス」の送付先登録のメールが届きました。

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 リンク: Adonit Jot Script Evernote Edition スタイラスペン.

Adonit の Pixelpoint™ テクノロジーで、直径 1.8 mm の先端と画面上でのなめらかな書き心地を実現。Penultimate と Adonit を Bluetooth で接続すれば、細かい部分もより正確に書くことができます。

このJot Scriptというスタイラス、発送が10月というぐらいなので、その場でタブレット上で操作することはできなかったのですが、それでもiPhoneやiPadのガラス画面の上でペンを滑らせるだけでも、その書き味のすばらしさが確認できました。

で、この発送先。ちゃんとグローバル対応しているんです。アメリカにしか送りませんなんてことは、絶対にEvernoteは言わないんですよね。

そういう企業のカンファレンスに、その企業にとっては、チャレンジングな試みに参加できたことを、改めてうれしく思います。

EC3、最高でした。

また来年も!とは思ってませんが、ひらくPCバッグに続く商品を、国籍とか関係なく考えていいんだ。それも、まずはとにかく自分勝手に、でも徹底的に考えるしかないんだということをこれほど痛感させられる機会を得られたことは、人生の宝になるできごとでした。

Evernoteのみなさん、私にチャンスをくれてありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。

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投稿:by 2013 09 28 08:48 PM [Evernote,エバーノートひらくPCバッグ] | 固定リンク

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