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2014.03.13
細密画の完成までに4時間手を止めないヒクチユウコさんのすごい動画
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ヒクチユウコさんが人気です。それも、ちょっとどうかしているレベルでの人気なんです。
先日、ヒグチユウコさんのリミテッドショップがラフォーレ原宿で期間限定でオープンしていました。
リンク: HIGUCHI YUKO Limited Shop|CONTAINER.
で、初日の様子はこう。
本日はラフォーレ原宿のヒグチユウコ・リミテッドショップにお越しくださいましてありがとうございます。朝早くからたくさんの方にお並びいただきましたが、中々スムーズにご案内できなくて申し訳ありませんでした…。 pic.twitter.com/kBuLGzD84J
— ヒグチユウコ (@nekonoboris) 2014, 2月 20
ちょっとわかりにくいかもしれないので、ニュースも引用しておきます。
リンク: 原宿に画家・ヒグチユウコさん初のオンリーショップ-先行発売品中心に /東京 (みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース.
初日にはオープン前から100人近くが行列を作り、オープン後も同館5階まで入店を待つ人が連なった。販売していた原画は20分ほどで完売。
ということで、明らかにクオリティに達している人が、人に知られるある閾値を超えるとこうなるという見事なまでのお手本にヒグチユウコさんなっております。
で、そのヒグチユウコの絵ができるまでの様子がYoutubeで公開されているんですが、ちょっとその動画を見て驚愕しました。
このヒグチさんが絵を描く動画、トータルで25分あるのですが、もちろん1枚の絵がそのスピードでできるはずもなく、約10倍速で再生しているのだそうです。
なので、実際に絵を描いている時間は4時間なんですよね。その辺をご理解していただいた上で、動画をどうぞ。
もうね、絵描きってホントすごいと思います。
- 細密画なのに下絵を書かない
- ペンが一度も迷わない
- 4時間の間、一度も手が止まらない
いやあ、4時間ですよ。4時間。東海道・山陽新幹線なら東京を出た新幹線が広島に着く時間ですよ。
あのヒグチさんの細密画が、この絶え間ない時間と作業の蓄積によるものだったんですね。いや、なんとなく頭では理解していたけど、こうして早回しの動画で見ると余計にくらくらしますね。
でね、なんかわかったような口調だと思う人もいるかもしれませんけど、私がヒグチユウコさんに会って、最初の絵を買わせてもらったのは、もう実に7年前弱のことになります。
その後、毎回は行けてないのですが、スケジュールが調整できれば展覧会には行くようにしておりまして、そんなわけで、今私がこの記事を書いているイスを左上に見上げると、こんな感じの景色です。
なにしろ、ピンクと紫ですからね。そんなものは見た瞬間に買うわけです。
一瞬、おれのために書いてくれたんじゃないかと勘違いしたほどでした。
原稿に煮詰まったりした時とかに、この絵をぼーっと眺めることが多いのですが、なんか不思議とリスタートのスイッチ入れるのに貢献してくれるんですよね。
で、さっきの動画を見てようやくその謎が解けた気がしているんですよ。この2枚の絵ができる上がるまでに費やされた濃密な時間を目で味わう、これが大事なことだったんですね。
ということで、これからもこの2枚の絵はしばらくこの部屋に飾られ続けていくことになるでしょう。
それにしても、長年やってきた人が開花していく様子を見るのは、この上なく幸せなことです。
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投稿:by いしたにまさき 2014 03 13 10:30 AM [ヒグチユウコ] | 固定リンク
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