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2014.05.10
江口寿史のキングオブポップ(予告編)展は、まちがいなくマンガ家のスーパーライブだった
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ゴールデンウィーク期間中、いろいろなイベントが開催されていましたが、その中でも私にとって大事なのは、江口寿史先生の個展でありました。
以前開催された個展は、諸事情で行くことができず、涙をのんでいたので、今回はもう絶対行くぞという気持ちだったのです。
リンク: コミックナタリー - 江口寿史があなたをスケッチ!GWの吉祥寺で個展開催.
この展覧会は、今夏玄光社より刊行予定の江口による3冊組イラスト集「キングオブポップ」の核心部分を、発売に先立って紹介するもの。水彩、アクリル、コピックの手塗り、パントーン、デジタルなど多彩な手法で描かれた約70点を展示する。デビュー時代のマンガから今年描いた最新イラストまでが並ぶ、充実した内容だ。またオリジナルTシャツやトレーナー、展示作品の複製原画および一部原画の販売も。
過去にイラスト集も出ていますが、それから年月もかなり過ぎており、今は絶版のはず(私は持ってますが)。
完成したイラストやマンガ原稿もいいのですが、下絵とかもやっぱすごいんですよ。しかも、この展覧会はGW真っ最中の期間は、なんとイベントも予定されていたんです。
その様子は、以下でまとめられています。
ライブスケッチイベントがYouTubeで見れるよ。自分で見るのはなんかもぞもぞと恥ずかしいな。 http://t.co/hTA8m7aPP9
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 8
ホント、このライブスケッチイベントは圧巻でした。印象的なツイートは上のまとめと重なる部分もあるのですが、江口さんのものを別途貼っておきます。
幸運にも、当選した人の高揚はたちどころに理解できるんですが、江口さん本人もただ楽しんだ以上の高揚があった感じが伝わってきます。
ライブスケッチイベント終了。4日間で描いた人達220人あまり。描かれた人も描かれなかった人も、このイベントに参加してくれた全ての人に心からの感謝を。みんなありがとう! pic.twitter.com/LCzsRdzgYc
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 6
おはよう。この4日間は毎日寝る時に、描いた人全員の顔が次から次に浮かんでは消えしてたよ。描いてる時の力の入った顔や、描いてる間の会話や、描きあがった時の皆の嬉しそうな顔。よかったな。いろんなものもらったのはこっちの方だよ。ありがとう。
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 6
昨日は50人描き終わるまで23時58分までかかった…。 RT @REDMAN_aka KOP江口展。12時半の時点で大変なことになってます。 pic.twitter.com/E13vSNDVMr
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 6
ライブスケッチイベント初日終わりました。50名描くのに8時間かかっちゃった。(夫婦2人分て方が多かったから70名は描いたけどね)俺はまだまだだ! pic.twitter.com/MNGlrtqBra
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 3
で、このライブイベントには、前振りがあって、ここ最近江口さんがツイッターで公開してくれていた5分間スケッチが、このライブイベントの前振りになっているんですよ。
リンク: 江口寿史さんがたった5分で描いたスケッチがすごい【画像】.
さてさて、「キングオブポップ(予告編)展」のライブイベントの様子を見てもらった上で、ここからやっと私にとっての本題です。
要するにここから先で何を言いたいかというと、かあさん!おれ!生きててよかったという話です。
時は、「キングオブポップ(予告編)展」初日の5月1日。
キングオブポップ展の日程はわかっていたのですが、初日は仕事などでいけないと思っていたのです(こういうのは初日に行くべきなのに)。
そしたら、高田明美先生がこういうことを言うわけです。
江口寿史さんの個展、覗いて来ました。今日から5/7迄。私この絵が好き。\(//∇//)\ http://t.co/WGmO9n5bGj pic.twitter.com/NNQq639whK
— 高田明美-#mami30th (@AngelTouchPlus) 2014, 5月 1
しかも、江口さんのツイートもこう。
キングオブポップ(予告編)展はちょっと自分で言うけどこれは見た方がいいです。マジで。そういう作品や原稿ばかりを展示してますから。
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 1
これはいかん。今すぐ行かないとまずい。
ということで、高田先生n入電から1時間後には吉祥寺にいました。
ああ、もうなんかすでにお腹いっぱいです。
そして、お花。
やっぱ、江口さんといえば、やっぱジャンプなんですよね。
また、あとでわかったんですが、ライブイベント中は写真の撮影が制限されていたんですが、初日は撮影オッケーでした。
ああ、こんな原画を生きている間に見れるなんて、思わなかったです。
これは非売品ですが、原画の販売もされていました。欲しい!と思ったものは、すでに売れてしまっていました。そりゃ、そうだよね。
で、すいません。
まさか、展覧会の初日とはいえ、江口寿史さんご本人がふらっとそこにいるとは思いませんでした。
だから、もう恥も外聞もなく、サインをもらってきました。
す、すいません。
でも、これ寿命が縮んでもいいぐらいに江口さんのサインが欲しかったんです。
ああ、夢って叶うんだね。ツイッターで見たら、他にもサインもらっている人いました。
私は、この本に書いてもらいました。
でね、この生絵。たぶん2分とかからずに書いてもらったんですが、もうね、ホントね、線がすごいんですよ。とにかく、線がすごい、それに尽きるんです。
生サインは家宝にするので、この江口線を持ち歩くために、写真をiPhoneで加工して、待ち受け画像にしました。
Snapseed
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料
Snapseedの機能をほぼすべて投入して完成した、おれのiPhoneの待ち受け画像はこうです。
ああ、もう何回見ても、うれし涙が出ますね。にやにやがとまりませんね。生きててよかったです。
そして、この展覧会では販売も多数行われているので、複製原画もサインをいただく前に買っていました。額とセットで4万円(半分は額の値段)。
これは、江口さんの最近のお仕事の中でも、私がいちばん好きな水俣市観光協会の一連のPRポスターの中の1枚です。
江口さんご本人も気に入ってるし、額も江口さん選定ということなので、もうこのままください!ということです(よく売れたそうです)。
なにしろ、女の子×橋×海×空×水俣ですからな!巨人×大鵬×玉子焼きみたいなもんですよ。
ホントは、観音Tシャツも欲しかったんですが、あれもこれも買うのはよくないと、ここはぐっと我慢。
さてさて、最後にこれらの一連の江口さんの展覧会を巡る動きには、実はもっともっと前に、前振りがあった(と私は思ってます)ことを最後に。
キングオブポップ(予告編)展、無事終了しました!一週間駆け抜けたよ。関わってくれたみんなにありがとうございました! pic.twitter.com/mNjFrmZNqC
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 7
江口さんのこのセリフ。まるで、ライブツアー最終日にファンに向かってMCで話すミュージシャンみたいな感じがしませんか?
これ、長年の江口寿史ファンなら、もうお気づきだと思います。そう、寿五郎ショウのあの四コママンガです。
その四コママンガで、先ちゃんは憤ります。
「ミュージシャンはアンコールとかで同じ曲を何回演奏してもたたえられる!マンガ家が同じネタを2回やったら、2回やるな!と怒られる!なぜだ!
マンガ家にもライブをくれ!」
江口さんが、この血の涙の流れる四コマを書いてから、もう20年ぐらいの月日が流れたはずです。
そして、このキングオブポップ(予告編)展は、もう言うまでもないことですが、まちがいなくマンガ家のライブでした。
20年かけて、ついにライブを実現したマンガ家の偉業に、少し立ち会うことができたこと。
私が生きててよかったと思ったのは、実はここなのです。ここに猛烈に歓喜がやってきたのです。
ホントね、つまんない表現だけど、やめない限り人生は捨てたもんじゃないんだぜ!ベイビー!
【追記】
ビックEからコメントもらいました!きゃーーーーー!
ありがとうございますw RT @amntwit 今話題の記事: 江口寿史のキングオブポップ(予告編)展は、まちがいなくマンガ家のスーパーライブだった http://t.co/r1PJpVHObO [AMNポータル]
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 10
【さらに追記】
やっぱり、ライブの影響が、、、
マッサージとうか指圧に行ってきた。「こんなに筋肉が凝り固まって縮こまった人初めて見た」と言われた。「道路工事的な労働じゃなく何か緻密な作業で酷使し続けた感じ」て。「よ、4日で…220人…描きましたが…」と言ったけど伝わらなかった。けど当たっとるがな!アレやがな!
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2014, 5月 18
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投稿:by いしたにまさき 2014 05 10 12:30 AM [やめない人たち] | 固定リンク
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