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2014.07.11
Airbnbのおかげでシンガポールで人生最高のガントリークレーン体験してきた、タイムラプス動画もたっぷりあるよ #airbnbjp
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さてさて、Airbnbのイベントで予告した通り、まさにガントリークレーン(通り名:キリンさん)を見るためだけにシンガポールに行って、Airbnbを体験してくるということを、AIrbnbさんからの依頼で行ってきました(なので、渡航費などはAirbnbさんの負担です)。
リンク: Airbnbとはなにか?というイベント、そしてシンガポールまでガントリークレーン見に行ってきます!:[mi]みたいもん!.
ガントリークレーンが見える部屋を基準にして滞在場所を探した
行ってきたのは、「The Sail Marina Bay」という、これコンドミニアムに分類される部屋でしょうか?
驚愕なのは、マリーナベイの目の前というロケーションと行ってみてわかったことなんですが、Tower1とTower2のある超高層物件でした。
シンガポールはこんな部屋に滞在してます1 #airbnbjp #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
テニスコートとかプールとかまで完備されている物件なのですが、そっちにはほとんど興味がなく、そのプール越しにガントリークレーンが見えたのを確認して、この物件はガントリークレーンを楽しめる物件であるはずだ!と確信して、シンガポールにまで向かったというわけです。
ここは、ガントリークレーンの魅力を語る場所ではないので、そこは割愛しますが、Airbnbの醍醐味で、私がいちばん大事だと思っているところは、街の中でホテルがない場所に泊まることができるという部分です。
だから、何度も言いますが、Airbnbの部屋さがしのインターフェイスは地図を基本とする優れたユーザーインターフェースになっていると思うんです。
Airbnbのイベント記事でも書きましたが、ホテルというのは、ホテルという経済的合理性で立地を決めているので、その立地の理由と、自分の欲望が不一致することは、実によくあるわけで、Airbnbであれば、その不一致を解消できる可能性があるということです。
さて、私にとって愛でる対象であるガントリークレーン。当然、写真を撮るわけですが、今回シンガポールでどうしてもやりたかったこと。それはガントリークレーンのタイムラプス撮影でした。
先に結論を言ってしまうと、部屋からガントリークレーンが見えるということは、タイムラプスし放題なんです。
いやあ、この部屋を選んでホントに大正解でした。
シンガポールはこんな部屋に滞在してます2 #airbnbjp #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
こういう物件は、まさに値段とか、広さとか調度品とか、そういうことだけで評価してはいけない物件です。
さて、ここで、シンガポールとガントリークレーンとタイムラプスについて、少し説明しておきましょう。そうしないと、今回の撮影の何がすごかったのかが伝わらないと思いますからね。
まず、タイムラプスの何が面倒かというと、同じ場所に1時間程度いないとダメだということです。
いや、まあ1時間いなくてもいいのですが、ガントリークレーンのような俊敏に動くようなものでない場合は、1秒間隔で1枚か1/2秒間隔で1枚ぐらいの撮影間隔にしないと、仕上がりがいまいち楽しくない。
例えば、1秒間隔で1枚で3分のタイムラプス動画を撮影しようとした場合は、1秒間隔で1枚なので、60分×30秒で180枚撮影で、動画時間が180秒になるので3分の動画が完成するというわけです。
- 1秒間隔で60分撮影で3分
- 1/2秒間隔で60分撮影で6分
こう覚えておくとわかりやすいですね。で、ちと長くなってますが、1時間ぐらいできるだけ撮影しているカメラは微動作にさせずに撮影したいわけです。
で、シンガポールのガントリークレーンは、シンガポール港と都市部が隣接していることもあり、東京湾では実質不可能なガントリークレーンのタイムラプス撮影ができるのではないとかと予測したんです。
東京湾でも船の上からとかで、撮影することは不可能ではないのですが、その場合船の揺れと1時間同じ場所にとどまっていることが実質不可能なので、ガントリークレーンのような対象物をタイムラプス撮影するのは、ひどく困難なのです。
さらに、これまでタイムラプス撮影で使ってきたGo Proも、今回の目的には不向きです。Go Proの売りはなんといっても広角。ものすごく近いものや、広い空のタイムラプス撮影には向いています。
でも、今回のガントリークレーンは近いといっても望遠がないと遠景も近景もタイムラプス撮影は無理でしょう。
ということで、旅行前に最適なデジカメの選定をしました。結論は早々に出て、CASIOのEX-ZR1000に決めました。
▼CASIO EXILIM デジタルカメラ 1,600万画素 ビビットピンク EX-ZR1100VP
- 扱いやすいコンデジであること
- 望遠は10倍以上はあること
- カメラ単体で動画を生成するため、データの取り回しが楽
- コンデジにしては比較的大きめのバッテリーを搭載していること
- 安かった
- ブラックは品切れだった
タイムラプスだと、窓から外を狙うことも多いので、映り込みを考えるとブラックがベストなんですけど、品切れでは仕方がない。で、それなら派手なピンクで、ホワイトよりはましですからね。
CASIOのタイムラプス撮影が優れているのは、動画の一時停止という形でタイムラプス撮影を実現していることです。
確認した限り、CASIO以外の他社は、写真を複数枚数撮影して、あとでその写真を動画に編集&レンダリングするという方式なので、一度に撮影できる枚数に制限があったり、データ処理に時間もかかるのです。CASIOの設計思想がすばらしいです。
だから、撮影後も即動画が完成して、その場で仕上がりを確認できます。いきなり1時間のタイムラプスをしかけて1時間後に失敗だったことがわかったりすると、ものすごくしょんぼりしますからね。
5分ぐらい試し撮りして、上がりを確認してから、ちゃんと撮影するなんてことをしようとすると、その場で動画がすぐに確認できることは、とにかく正義なのです。
で、結果としてはCASIOを選んで大正解。ガントリークレーンの遠景も近景もタイムラプス撮影することができました。自己満足ですが、とても納得してます。
ということで、買いたてのデジカメで撮影してきたシンガポール港でのガントリークレーンのタイムラプス撮影動画です。
▼夜景とガントリークレーンとコンテナ船を撮影したくて、到着してすぐに撮ったもの
▼そのまま朝まで続行
▼少し冷静になってみると、ちょっと引いた方がガントリークレーンを含めた港湾設備とコンテナ船の全体像が見えることに気づいて、あわててさらに撮影したもの。シンガポール港のすごさがわかるので、ちょっと音楽もつけておきました。
おれ、死ぬほど金儲けに成功したら、この動画の奥に見えるマンションに引っ越して、毎日シンガポール港とガントリークレーンを見て、余生を過ごしたいぐらいです。
向こう側では、ガントリークレーンが働いていて、目の前をコンテナ船が通過して、反対の海を見れば、シンガポール港にこれから入ってくるコンテナ船の大群を毎日見ることができる。ああ、人生の至福ですよ、これ。
さて!
午前3時にチャンギ空港に到着して、4時に部屋に入って、すぐにタイムラプスの撮影開始して、この3本撮った時点で、もう3時間経過しているわけですが、もう大興奮です。ビタイチ眠くなりませんでした。
そして、この部屋を滞在場所にしてよかった!というポイントはもう1つあります。それはシンガポール港へのルート取りと関係してきます。
下の地図の右上が、私のいた部屋があるところで、左下が最終撮影ポイントになってVivo Cityです。
で、海側が道があんまりなくて、なにもない感じのグレー一色のようなになっている場所がありますが、要するにここが全部シンガポール港の港湾設備です。
ここに世界最大規模とも言われるガントリークレーンの大群が鎮座しているわけです。だから、その真横は全部歩きました。
で、きっと他の場所からスタートしていたら、ここを全部歩くという選択はしなかったと思うんです。
Vivo Cityに徒歩で向かうルートが、そのまま港湾の横を全部歩くというルートになっていたのは、ホントにラッキーでした。
この地図だけ見ると、すごく距離がありそうですが、実は4km弱です。写真を取りつつなので、3時間ぐらいかけてゆっくり歩きましたけど、普通に歩けば1時間もかからない距離です。
そうした港湾設備を味わってから、Vivo Cityに到着。ひと休みして、屋上の庭園にいくと、そこはまさにガントリークレーンを間近に見放題できる場所。
その近さのおかげで、ここまでやっぱり遠景しか撮影できてなかったタイムラプスで、やっと近景タイムラプスが可能になりました。
EX-ZR1100の手ブレ補正12.5倍ズームが、ついにその威力を発揮したわけです。しかも、撮影したタイミングが夕暮れから夜に変化していく1時間になり、私は自分の勘の良さを自画自賛しながら、1時間タイムラプス撮影を待ちながら、ずっと働くガントリークレーンを見続けていました。
▼あんまり盛り上がってしまったので、無駄に盛り上がる音楽もつけてしまったガントリークレーンの夕暮れタイムラプス。
いやあ、最高です。
このガントリークレーン・タイムラプス動画のなにに感動するって、夕暮れから夜というまわりの明るさがどんどん変化して、照明も変わっていくという環境の中でも、ガントリークレーンとコンテナ積み下ろしの作業がまったくよどみなく続いているところです。
すごいなあ、ガントリークレーン。すごいなあ、シンガポール港。
私は、このタイムラプス動画をループ再生しながら、バーベキューとかしたいぐらいです。
さてさて、まだまだ話はあるのですが、人生でこんなにガントリークレーンで充実した日を過ごしたのは、ホントに始めてですよ。ありがとうAirbnb。
▼ラーニングカーブ きかんしゃトーマス 木製レールシリーズ ガントリークレーン FC-55527
▼マニアパレル iPhone5 ドボクケース (2.ガントリークレーン) ブルー 青 パープル 紫
で、お前普通の写真はどうした!というつっこみが来そうですが、要するにまだぜんぜん整理&調整が終わってないのです。
普通の写真については、整理が終わり次第、またシンガポールとガントリークレーンと私という感じで、この話の続きをしたいと思います。
だってね、このThe Sailの展望スペースってば、こんなだったんですよ。いやあ、すごかった。もう1日日程があったら、1日この展望スペースでバーベキューしながら、ずっと港を見ていたかったです(基本だれもいなかったし)。
MarinaBay Towerの34階の展望室から、これだとわかりにくいけど入稿待ちの船が大量に見えて圧巻だった #airbnbjp #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
では、また。
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投稿:by いしたにまさき 2014 07 11 10:30 AM [悪い景観,ドボク,工場萌え,Kojo-Moe] | 固定リンク
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