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2014.09.08
ダイソン初のロボット掃除機「dyson 360 Eye」掃除機が目を持つことのすごさの真髄はアプリ連携による自動化
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ダイソン・ロボット掃除機のすごい発表会。その様子もすでにダイソンから動画アップされています。ちょっと嫌な予感がしていたのですが、私もチラチラと映り込んでいます。すいません。
やっぱり、ダイソンさん「日本は私の製品がはじめて出たところなんだ」と日本への愛を語ってくれていますね。
ダイソン初のロボット掃除機「dyson 360 Eye」のすごさは、ざっくり3つあります。
まずは、そこはダイソンらしさの象徴と言える吸引力。サイクロン+デジタルモーター+カーボンファイバーブラシのすべてを、このロボット掃除機の中にすべて備えています。
キャタピラによる走破力。そんなに吸い込むのが強くても、目的のところに移動できないのでは意味がないですからね。
まあ、ここまでは見ればわかります。というか、見ればわかるデザインになっているのが、ダイソンのすごさというわけか。
問題は最後。
ロボット掃除機の本体上部のど真ん中にあるのは、レンズ。つまり、このダイソン初のロボット掃除機には、実は目があるのです。
このレンズの存在が、そこら辺のウェアラブルデバイスよりも面白いと言われる理由のひとつ。
リンク: 360度カメラで完璧に掃除するダイソンのロボット Page4 | WIRED.jp.
ダイソンは2014年2月、インペリアル・カレッジ・ロンドンのロボット研究所に800万ドル以上の出資を行ったが、その理由のひとつは、ロボットの未来が視覚システムにあると確信してるからだ。
これまでのロボット掃除機って、要するにロボット風だったんですよね。自立型の移動をするためには、そこが部屋の中だろうと視覚的にその場所を理解しないと、それはまさにロボットと呼べる代物にならないわけです。
とはいえ、家の床を這いずりまわる&小型化が不可欠なロボット掃除機。本体の前とか周囲にレンズを並べても、いい解決策にはならなかったんだなあということが、この完成したdyson 360 Eyeが持っている360°を見渡す1個のレンズを見ると、実によく理解できます。
360°の写真撮影というと、どっかで聞いたことありますね。そうですTHETAです。
ということで、一応デモを行ったdyson 360 Eyeのレンズの真上で、THETAによる全天球写真を撮っておきました。
ダイソンのロボット掃除機が見ている風景をTHETAで撮影。こいつキャタピラかわいい、しかも100倍の集塵力! #dyson360eye #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
dyson 360 Eyeは、こんな風に世界を見ているのかも?という写真になったかもしれません。
そして、このレンズを通じて得られた視覚データで、dyson 360 Eyeはその場でオンタイムで、自分の掃除すべきルートを決定していきます。
これらの図面が、なにを表現しているのかまで正確に把握しているわけではないのですが、私がびっくりしたのは、ダイソンのロボット掃除機って、1回の掃除が終わるとデータを破棄する設計になっているんです。
ということはですね。データの蓄積による学習効果とかないんです。
これは、たぶん写真のデータどう扱うの?とか、セキュリティどうするの?とかいう問題とも関係していると思うのですが、学習させなくても、われわれのロボット掃除機はなんの問題もない!という自信がないと、こんな仕様にできませんよ!
すげえな、ダイソン。われわれのロボット掃除機は、毎回ちゃんとその場所を視覚的に把握しているから、毎回1からやり直しでも問題ってことですか!
そんなわけで、サイクロンによる吸引力、キャタピラによる走破力、そして360°による視界のチェック力。この3つを備えたことで、ダイソンのロボット掃除機「Dyson 360 Eye」は、人力に頼らないホントの意味でのロボット掃除機となりました。
だから、たぶん日本の市場では、Dyson 360 Eyeが発するサイクロンの音はきっとまたうるさいって言われると思うんですけど、もはやそんなこともうどうでもいいんですよ。
だって、人がいない間にものの配置とか邪魔なものが増えていても、Dyson 360 Eyeには全く問題がないんですから、家の外からでも、アプリ連携でスケジュール組んだり、つーか今やっとけ!と、安心して人がいない時間帯に動作させて掃除させておけばいいんですからね。
これまでのロボット掃除機の問題点って、まさにそこにあって、要するに人がいないとちゃんと掃除できない。というか、ロボット掃除機が仕事をしやすい環境を家族全員で整備しないと(要するに床に物を置かないとか)、人がいてもまともに掃除しなかったりしていたわけです。
リンク: ロボット掃除機をなんとなく使わなくなった私にとっての #dyson360eye:らむね的通販生活.
スイッチを押して家を出ても、だいたい玄関の段差で力尽きており、「うーん、ちゃんと仕事したのかな?」と不信感が増すばかり。
そうそう。それにね、人がいないけど、このダイソン・ロボット掃除機が動作していれば、その家には人がいると思わせることもできるかもしれないぐらいで、うっかり防犯になったりするかもしれませんよ。
ちゃんと充電のためのドックにも自分で勝手に判断して戻ってくれますからね。
チャージステーションに自分で戻るダイソンのロボット掃除機「Dyson 360 Eye」 from masakiishitani on Vimeo.
なお、Dyson Link アプリと呼ばれるアプリでは、スケジュールやロボット掃除機への指示出し以外にも、掃除している進捗の確認や記録、そしてロボット掃除機本体のソフトウェア・アップデートも予定しているそうです。どんどん進化していくんでしょうね。
そんなことを踏まえた上で、ぜひサー・ジェームス・ダイソンによるロボット掃除機「Dyson 360 Eye」の商品動画を見ると、また少しいろいろと想像しながら見ることができるのではないかと思います。
さて、繰り返しますが、以下のリンクでこのダイソン初のロボット掃除機のモニターを募集中です。
・リンク: ダイソン 360 Eye™ ロボット掃除機.
やっぱり、どうもすごい倍率になりそうな感じなんですが、モニター募集しなくても、上のリンクはぜひ一度どうぞ。
いやあ、要するにこのサイト超かっこいいんですよ。さすが、デザインのダイソンです。
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投稿:by いしたにまさき 2014 09 08 12:30 PM [Dyson, ダイソン] | 固定リンク
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