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2014.12.16
1冊目 『フライターグ 物語をつむぐバッグ』チューリッヒ・デザイン・ミュージアム
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書評系ブログ的なもの、世の中にいろいろあれど、その最高峰のひとつを千夜千冊とすることに異論のある人は、ほとんどいないと思います。
リンク: 千夜千冊TOP.
もはや、とっくに1500冊を超えていて、本のセレクトだけでなく、松岡正剛さんによるテキスト、そしてそれ以上にうなるのが、文中のリンクの貼り方。
ここまで執拗に、しかも読者に挑戦するかのようにリンクが張り巡らされたテキストのアーカイブなんて、いまだに、千夜千冊ぐらいでしか味わうことがないのではないでしょうか。
そして、そのリンク先のテキストとの関連性が、各方面で語られている松岡正剛の本棚に関する話と一致していて、コンテンツの構造を見るという意味でも、他にないアーカイブとなっています。
で、なにが言いたいのかというと、この千夜千冊というのは、本好きブロガーにとって、あこがれの存在なわけです。
ここまでが、前口上。
ところが、われわれは松岡正剛ではないので、そもそもなかなか読む時間もないので、読んだものを紹介しようなんて思っていると、話題の新刊に乗り遅れたり、そもそもブログが十分にかけていないという現実があるわけです。
この問題はけっこう根深くて、私もご多分に漏れず、そんなブロガーの1人です。
さてさて。
この問題に対して、敢然と立ち向かうブログ野郎が出てきました。いや、敢然は言い過ぎ。ゆるゆると立ち向かうという感じの方が正確です。
でも、その手があったか!という感じもあります。
リンク: 1冊目 『ヨハネスブルグの天使たち』 宮内悠介 : アルカンタラの熱い夏.
読み終わったものだけ書く。というルールを課していたら近頃なんにも書けなくなった。でも本を読まない日はない。だったら読み終かけでもなんでもいいから書けばいいじゃないかと思って書くことにする。
そう、それでいい。読み終わって書きたくなったら、また書けばいいわけです。でも、写真は撮っているから、手元にある本であることは証明できています。
で、このなんでも、場合によっては読んでなくても書くシリーズのカテゴリー名が「1000冊紹介する.」です。
こんなカテゴリー名をつけるものだから、少しにやりとしつつ、なんで「1000冊」を名前の中に入れたのかなあということを考えていたわけです。
当然、想像するのは、千夜千冊のこと。だから、最初に千夜千冊の話を少し長めに書いたのですが、千夜千冊を意識してないはずがないのに、なんか違和感がある。そのことをずっと考えていたのですよ。
そんな中、投稿された28冊目。
リンク: 28冊目 『農夫ジャイルズの冒険』 J・R・R・トールキン : アルカンタラの熱い夏.
胸踊る装画、挿絵、装丁。眺めているだけで満足して、まだ読んでません。
一応、引用していますが、別にこの箇所がきっかけになったわけでもなく、このシリーズこれはけっこうホントに面白いなと思って、自分でもやってみるかと考えたときに、やっと1000冊という数字をカテゴリー名にした理由がやっとわかったんですよ。
この数字のカウントって、自分のやる気スイッチなんですよ。1000というゴールを設定することで、そこを埋めていこうという気持ちが作られるわけですからね。
また、1000という数字もうまくて、敢然とやる気を出してやろうとすると心が折れてやらなくなりそうだけど、いつかゴールできるといいなという意味では、不可能ではない数字。
さらに、しつこいけど、千夜千冊へのオマージュにもなっています。ということで、おれも真似します。真似するので、カテゴリー名もタイトルのつけ方もまったく同じやり方でやってみます。
ということで、ホントに前置き長すぎですが、いしたにまさきの1000冊紹介するシリーズの1冊目です。
カバンブランド、これも高級ブランドではないフライターグのことが本になっているというのが、まず衝撃。
中身も、フライターグの物語を書いていくのではなく、フライターグの社員との対話の記録である点もユニーク。
そして、写真と年表でフライターグの胆はやはりデザインなんだなあということを再認識できる本です。
リサイクルの布を使うということから、デザイン、それも色決めのやり方がちょっとユニークで、そんなやり方あったか!と驚きました。
【追記】
安藤さんも1000冊開始!
リンク: 安藤日記.
ということで、僕も千冊めざして気に入った本の紹介を始めることにしました!
まずは最近、いしたにさんに「安藤さんは絶対読むべき」と言われた、 『ペナンブラ氏の24時間書店』を紹介します。余談ですが読み終わってます。
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投稿:by いしたにまさき 2014 12 16 10:52 PM [1000冊紹介する] | 固定リンク
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