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2014.12.17
2冊目 『メイスン&ディクスン』トマス・ピンチョン
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きのううっかり追従してしまった「1000冊紹介する」。
基本、そこら辺に転がっている本を手に取って、紹介しているわけですが、2冊目でいきなり超大物登場。
なにしろ、戦後アメリカ文学最高の作家は、トマス・ピンチョンで、そのピンチョンの寡作ながらも長いキャリアでの今のところの最高傑作が、この 『メイスン&ディクスン』なのですから。
ピンチョンに関しては、まあむずかしい。いや、むずかしいというかめんどくさい。
でも、世の中にはめんどくさい女が好きというものもいるように、めんどくさい分だけ、じっくり取り組んで、じっくりそこで流れる時間を味わいまくるというのが、ピンチョンとの付き合い方なのではないかと思う。
なお、このメイスン&ディクスン。
そのタイトルだけでもわかるように、アメリカのメイスン&ディクスン線を決めた測量士の話。
これはピンチョンの興味がテクノロジーから土地にシフトしたという意味でも大事な作品なのですが、私の読書は、メイスン&ディクスがアメリカに向かって出港して、中継地のケープタウンで飲んだくれているところまで。
それでも最高、アフリカの夜最高。ケープタウン最高。植民地の夜最高。
みんなにおすすめできる本じゃまったくないけど、とにかく最高。
▼トマス・ピンチョン全小説 メイスン&ディクスン(上) (Thomas Pynchon Complete Collection)
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投稿:by いしたにまさき 2014 12 17 10:30 AM [1000冊紹介する] | 固定リンク
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