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2015.09.09
映画「この世界の片隅に」のクラウドファンディング支援者というファンへの配慮が尋常ではない件
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クラウドファンディングで出資者を募って成功して制作開始したことでも知られる映画「この世界の片隅に」。
ここにきて、制作の進捗がどんどん知らされてきており、一応出資者の1人でもある私も完成を心待ちにしています。
で、出資者向けのイベントであるメンバーミーティングもすでに7月に実施されいたりします。
なんか変な表現になってしまっているのは、私はどうしても調整できなくて、その肝心の出資者メンバーミーティング参加できなかったんですよ。
自分のスケジュール管理の問題なのですが、参加できなかったことを残念に思っていたわけです。そしたら、ある日こんな封筒が届きました。
え?もうチケット発送の時期なの??、いやそんなわけがないよね、、、とか思って封を開けると、、、
これ、そのメンバーミーティングで配布された缶バッジと冊子なんです。それをわざわざ不参加の人たちに送付してくれたというわけです。
ああ、これはほんと涙が出るほどうれしい。
こっちが、そのメンバーミーティングの冊子です。
でね。
その余韻にひたって間もない頃、1枚のはがきが届きました。
正直、最初はなんだこれ??と思ったんです。
こんな絵を描く知り合いなんていないし、というかそもそも年賀状以外でこういうハガキが届くことなんてないし、ダイレクトメールにしてはさらに意味不明だなと思って、差出人を見ると、この文字。
すず!!
ずずさんからのハガキだよ!!!これ!!
むはー!
はい、わかる人はもうわかっていると思うのですが、この「すず」というのは、映画「この世界の片隅に」の主人公です。
そして、このすずさんからのハガキには、『この世界の片隅に』という文字列は、一切入ってないんですよ。
そうそう、これですよ。これが制作側によるファンとの信頼関係の表現です。
『この世界の片隅に』制作のみなさんはほんとによくわかっていると思います。
なにが?というと、クラウドファンディング支援者は、ものとしてはお金を払っていますが、お金を払うことが目標でも実現したいことでもないんですよね。
『この世界の片隅に』はこうの史代さんの珠玉作であり、たくさんの読者のみなさんにとってもたいせつな”たからもの”です。この物語を扱わせていただく以上、中途半端な結果しか得られないようなことに出来ないと心に刻んでかかっているつもりです。みなさんのご期待は絶対に裏切られてはならないものです。
クラウドファンディング支援者が実現したいのは、ファンと作品の時間なんです。
つまり、ハガキを受け取った時間と映画を見ている時間というのは、ファンにとってはどっちも大事な時間であることには変わりがないんです。
映画への出資なんだから、映画で返事をすると考えるのは、王道で当然やるべきことです。
でも、ファンとの時間という発想をすれば、出資へのリターンの適当範囲は、ぐぐっと広がります。
だから、こういうハガキを送ることができるわけです。
もちろんそれを実現させるだけの世界観と強度が、こうの史代さんの作品にあることが大前提ではあります。
でも、ハガキ送らない手もあるわけですよ。
でも、送る、どうしても送りたい。
そういう気持ちが映画という作品に熱量を集めていくのだと思います。
映画の公開は2016年秋なので、まだまだ先ですが、この映画「この世界の片隅に」のプロジェクトが、クラウドファンディングと映画というものの、ひとつのロールモデルになっていくのではないかと思っています。
【追記】
これはうれしい。
宣伝の隅っこに居させていただいてる者としては、すごーく嬉しいです!→映画「この世界の片隅に」のクラウドファンディング支援者というファンへの配慮が尋常ではない件 - [mi]みたいもん! http://t.co/qYoLt4XsjR
— 稲田豊史 (@Yutaka_Kasuga) 2015, 9月 9
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投稿:by いしたにまさき 2015 09 09 04:04 PM [オタクが世界を救う] | 固定リンク
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