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2015.10.29
70冊目「シャオミ 爆買いを生む戦略」黎万強
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ここ最近で、実はいちばん読みたいと思っていた本が、この「シャオミ 爆買いを生む戦略」でした。
いつもお世話になっている日経BPさんから献本いただきました。
この献本に添付されていたお手紙(このお手紙がいつも楽しみだったりするのですが)に、こんなことが書かれていました。
「ユーザーと友だちになる、ユーザーの声をとり入れるものづくりは、いしたにさんのカバンと通じるところがあります」
そう、まさにそうであり、そうでもなかったりなんです(え?)。
われわれひらくPCバッグのチームは、最初のアイデアと製品の磨き上げの段階では、発案者がかなり独善的に話を進めます。
でも、その時にだれがどう使うの?というものが見えていないと、コンセプトがきっちり定まらないんですよ。だから、ユーザーの方を見てなかったり、見てたりするんですよね。
そして、リリース後はユーザーの声をどこまでも追いかけていきます。ここのは勝利の方程式みたいなものがあって、それをいつも確認しています。
さらにもっと大事なことは、ユーザーの声しかわれわれのカバンを売るものはないということなんです。
私は、今でもひらくPCバッグととれるカメラバッグの初期ロットを買ってくれたみなさんには、もうホントに感謝以上の言葉をプレゼント包装してお届けしたい気持ちでいっぱいなのも、これです。
この部分はこの「シャオミ 爆買いを生む戦略」のはじめにに書かれていることと完全に呼応します。
この事実から、シャオミにとって重要な2つの理念が生まれた。第一に、ユーザーと共に優れた製品をつくり上げていくこと。第二に、宣伝やプロモーションはユーザーの口コミに頼ることだ。ユーザーに参加してもらうことこそが、シャオミの中核をなす重要な理念だ。ユーザーの声が、製品の研究開発や販売促進、アフターサービスの充実につながっていく、シャオミを若者に人気のクールなブランドへと育ててくれる。「ユーザーは友達」。これがシャオミの成長過程で最も重要なコンセプトだ。
そして、シャオミの恐ろしいところは、なんといってもハードウェアメーカーであることです。
リンク: 記者の眼 - 「アップルのパクリ」と言われるシャオミ、急成長の本当の理由:ITpro.
驚くべきなのは、シャオミは設立からまだ6年の新興メーカーであることだ。シリコンバレーに目を向ければ、シャオミ以上のハイペースで急成長する企業もある。たとえばフェイスブックは2004年の設立から6年の時点で、約6億人の月間アクティブユーザーがいた。ツイッターも2006年の創業から7年後に上場した際には、約2億4000万人の月間アクティブユーザーを抱えていた。しかし、シャオミのようにハードウエアメーカーで、これほど急激に大きくなった会社は見当たらない。
カバン1つ作るのに1年かかっている私としては、もうひっくり返るしかないのですが、ペースというのはマーケット次第、製品次第ということで、自分を納得させます(笑)。
ということで、まだ最初の方をささっと見ただけなのですが、この先を読むのがとても楽しみです。
で、実はなにを確認したいのかというと、われわれひらくPCバッグチームがやっていることは、やっぱり間違ってなかったんだ。他にもやってるやつらがいたんだということなんですよね。
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投稿:by いしたにまさき 2015 10 29 10:30 AM [献本1000冊紹介する] | 固定リンク
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