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2015.10.05

ヤマハ全くの新ジャンルの電動アシスト自転車「YPJ」、そのターゲット設定から見えるもの




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世界ではじめて電動アシスト自転車を作ったヤマハさんが、まったく新しいコンセプトの電動アシスト自転車を発売します。

その名もYPJ。2013年の東京モーターショーのブースで参考出品されていたのを記憶している人も多いのではないでしょうか。

しかも、デザインも、ほぼそのコンセプトモデルそのままで出てきてます。

 リンク: YPJ-R スペシャルサイト | ヤマハ発動機株式会社.

YPJは発進~加速~登坂では「電動アシストの良さ」を活かしつつ、自転車本来の爽快感を感じられる新しい乗り物です。

“楽するための道具”から“楽しむための趣味材”へ。活躍のシーンは平日の通勤から週末のサイクリングまで楽しみ方は無限、お客様次第だと思います。

で、そのYPJ(シリーズと言っていいのかな?)のYPJ-Rの試乗会があるというので、成田の下総運動公園(フレンドリーパーク)まで行ってきました。

なぜ、わざわざそこなのか?というと、ここ約1.5kmのサイクルロードがあるんですよね。はい、要するにちょいのりの試乗じゃなくて、自転車でちゃんと走る試乗だと言うことです。

で、試乗の前にまずは説明。

いろいろとあるのはあるんですが、端的にまとめるとこんな感じです。

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  • 電動アシストは1993年の誕生以来、ずっと伸びている
  • 一度乗るとやめられない高いリピート率
  • クチコミ効果が高い
  • 一家に1台から一家に複数台へ
  • 子育て世代、首都圏にユーザーは集中
  • ママチャリ、坂道対策、なんかスマートじゃないというイメージ
  • 体力のある若い世代に抵抗感あり
  • もっとかっこよく
  • もっと軽く
  • 体力が衰えてきた世代にだけアピールしていていいのか!?
  • 平坦でも楽しいを目指す

電動アシストの大事なポイントとしては、日本では24km/h以上でのアシストは基本ダメなんです。

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それなら、しょーがないかとあきらめるのではなくて、かっこよさと軽さを目指して、できる限りのトライアルをしてみようというのが、今回のYPJだということなんですよね。

まあ、そもそも電動アシスト自転車というジャンル自体が認められていなかった時代に、そこを突破したヤマハさんですからね。少なくとも、電動アシスト自転車というジャンルで、あきらめるという選択肢はないんだと思います。先駆者の誇りって、そういうものだと思います。

ということで、実車です!と言いたいところですが、その前に大事な電動のパワーユニットです。

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これ、すごく小さいんです。このPWというユニットは、すでにヨーロッパで実績のあるものを日本用にリアレンジしたものだそうです。

そして、外装ギア対応。

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かっこよくて、速い自転車は、ロードバイクだろうがクロスバイクだろうが、当然のようにギア・チェンジするわけで、しかも多段で(今回のYPJ-Rは22段)。

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なので、そういった外部のギアに対応しないことには、はじまらないわけです。

そして、YPJシリーズ第一弾のYPJ-R。

軽量化のためのアルミ製ボディは、ヤマハのオリジナルデザインのフレームです。色も三色あります。いや、ヤマハだから、そりゃ作れるんでしょうけど、オリジナルデザインでフレーム作るって、すごいなあ。

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YPJ-Rの顔はこんな感じ。

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電動アシストのスイッチと液晶ディスプレイが一体になっています。なお、ライトスポーツユースであり、今時の仕様として、右側にはマイクロUSBの端子がついており、ケーブルを用意すれば、ここから給電が可能です。

また、この液晶ディスプレイは取り外し可能になっており、これがついてない状態だとこのYPJ-Rの電源は入りません。盗難などのセキュリティ面を考慮した設計ですね。

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また、おれもUSB給電系のおまけ機能ですが、この電動アシスト用のバッテリーを取り外しして、アタッチをつけると、そのままデカイモバイルバッテリーに変身します。

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なにしろ、人が乗った自転車をパワーアシストできる電力ですからね。スマホなんか充電し放題です(笑)。そして、もちろんこのバッテリーも大幅に(約2700g→540g)軽量化されています。

ということで、やっと実車です。もうこれまでの電動アシスト自転車と比較すると、完全に見た目が違います。

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バッテリー部分に気づかないと、これが電動アシスト自転車だと気づかない人もいるかもしれませんね。

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ということで、雨も降ってしまったこともあり、約1.5kmのサイクルロードを2周する程度走りました。

まず、なにがいいって、発進が超絶に楽ちんです。ホント、なんの力も入りません。しかも、電動アシストの調節がうまくいってるのでしょう。

あ、今アシストされてる!!って感じはあんまりないんです。

アシストの強度は、HIGH・STD・ECOの3つあるのですが、テストを兼ねて一時的にオフにもしたのですが、坂道になって辛くなって、オフにしていたことをやっと思い出したというほどの自然な調整でした。

私が普段ロードに乗り慣れているわけではないので、ドロップハンドルのみだとつらいとか、手前にもブレーキ欲しいとか、そういうなまっちょろいことは思ったりしましたが、普段ロードバイクに慣れてない人が、なんの準備もなしに、いきなり3kmけっこうなスピードでとばせたというのは、ちょっとすごいことだと思うんです。

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さてさて。

で、実はこのヤマハYPJの試乗会。現場からも何本かツイートしていました。

これらの中で、ツイートした直後から反応が次々にきたのが、2本目。

まさかのYPJのデザインよりも、ヤマハがターゲット層について考えていることが、いちばんの話題となりました。

あんまり反応が多くて、しかも多種多様なので、まとめを作っておきました。

これを見ると、よくわかるのが、賛同者も多いし、異論もあるということ。それだけ、自転車というものが、愛好者である自分に近い存在であることがよくわかります。

いわゆるガチ勢の多いロードバイクの世界に、ヤマハが新風を入れようということ、それによって参加者に広がりが出ればいいのではないかという提案は、一石を投じるものになるのではないかと思います。

YPJのターゲット設定だって、なにも話題になることを期待したわけじゃなくて、ヤマハさんが真剣に考えた結果なんですよね。

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個人的には、このYPJ版のクロスバイクがあると、さらに購入欲が高まってきますね。

ということで、やはり世界で最初に電動アシスト自転車を生み出したヤマハだからこそ考えぬいた問題意識を反映した製品というのは真剣なものなんですよ。

で、やっぱ真剣な製品というものは、いいものです。ちょっとご無沙汰している自転車の世界に戻るのもいいかなと思ったぐらいですからね。

やっぱ、観光地とかでレンタルでこれ借りれると最高だなあ。レンタル料金が多少高くなったとしても、YPJが借りられるなら、YPJを借りたいなあ。

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投稿:by 2015 10 05 10:30 AM [ガジェット] | 固定リンク

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