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2015.12.04

株式会社ナイアンティック設立パーティがガチプレゼン大会でイングレスの未来に思いを馳せた件




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ナイアンテック・ジャパンができるからユーきちゃいなよという感じだったと思うのですが、ご案内をいただいたので、ついに株式会社となったNiantic, Inc.の日本法人である都内某所にある株式会社ナイアンテックのお披露目にお邪魔してきました。

イングレスを世界に繰り出すナイアンテックの日本の元締めの場所ですから、さすがにXMがにおいが立ち込めるような場所を通り抜けていくと、果たして株式会社ナイアンテックはありました。

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ナイアンテックのパーティですから、フードもこんな具合。

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まあ、軽くやり過ぎです。

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トロフィーもありました。

で、きょうはどんな感じなのかなあと思っていると、沖縄でのイベントで発売が予定されているTシャツやパーカーの紹介とかが始まりました。

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12月12日に沖縄で開催されるIngress公式イベント「INGRESS-ABADDON-OKINAWA」に合わせ、同県のローソン店舗で12月10日から連動企画を実施します。  10日8時からパーカーやTシャツなどアイテムパスコード付きグッズを販売します。

でだ。ここから、イングレスの日本でのパートナー企業のみなさんのガチプレゼンが始まったんですよ。え、そんなに大事な会だったのかと、ここではじめて私は焦り始めました、、、

パートナー企業のみなさんのプレゼンは、提携した順番で行われたと思います。

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日本企業がスポンサーになったのはローソンが初めて。もともとローソンはネットを通じたコミュニケーションなどに積極的ではあったが、昨夏にiOS版が登場するまでの「Ingress」はほとんど無名だった、と村井氏が振り返るほど、ユーザー層が限られていた。iOS版の登場から半年も経たずにローソンがスポンサーとなったのは、iOS版以前から進めていたことだったと、ローソンの佐藤数馬氏。

ここ大事なポイントですよね。流行る前から動いておく。そして、ここには実は別の裏話もあって、それがローソンの白井さんのインタビューで紹介されていました。

「上司が変わったのでGoogle社にごあいさつに行ったんです。すると、たまたまそこにジョン・ハンケさん(Ingressの生みの親)がいらしていて。その場でIngressを熱くプレゼンしていただいたんです。気がついたら、なんかやろうよ〜という感じで握手をしていました」

そして、ソフトバンクさん。

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率直で素敵です。

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ケータイショップとしてのソフトバンクさんにはいろいろと苦労があるんだなあと思ったプレゼンでした。

今後もIngressとのコラボ企画を進めて孫氏やアローラ氏から「Ingressについて聞かせてくれ」と言われるよう頑張っていくという。

そして、伊藤園さんです。個人的には、この日いちばんの感動ポイントが伊藤園さんのプレゼンにはありました。

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このキャンペーンは10月下旬まで実施されたが、大樂氏はその売上が予想の数倍に達し、「ここまで売れると思っていなかった」とコメント。キャンペーン開始時には、社内でIngressとは何か、浸透していない状況だったが、エージェントがお茶を続々と購入し、自販機で売り切れるところも現われた。

まずは、キャンペーンですから成功しないといけません。結果、社内のイングレスの認知度が100%になったというのもすごいことです。

でも、大事なのはここから。以前から、Evernoteのイベントなどで、伊藤園さんのサンプリングの様子を見ていて気になってたことの回答がそこにはありました。

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そう、サンプリングの現場にいわゆるキャンペーンガールみたいな人たちも、代理店とか製作会社の人もいないんですよ。

たしかに言われてみれば、普段伊藤園のみなさんは直接お茶を売っているわけではないですから、伊藤園のサンプリングは社員が必ず行う、というのは理解できることなんですが、それでもそれを徹底するのはすごいことです。イベントなんてほとんど休日ですしね。

で、この前提があってのイングレス✕伊藤園なんですよね。

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街中で、新商品が無料で一般ユーザーに配付される“サンプリング”も、伊藤園では3月に京都で行われたIngressの公式イベントで実施。これに参加者であるエージェントから、のどが渇いていたところにちょうど配付された、として次々と「お疲れさまです」とねぎらいの言葉が伊藤園スタッフにかけられ、「すごい感動した」(大樂氏)。

イングレスというゲームが現実世界でのデジタルとアナログの関係を揺れ動かしているのは、以前Engadgetで書いたイングレスの生みの親であるジョン・ハンケ師父へのインタビューでも書いたことです。

これがキャンペーンの世界でも起きているのが、イングレスだったということです。

通常キャンペーンというのは、普段の生活にキャンペーンをしかける側がなんとかして入り込もうとします。だから、普段のサンプリングではお礼を言われることはないわけです。

しかし、イングレスのキャンペーンの場合、まずイングレス側に変化が発生します。そこにキャンペーンがセットになっているわけです。ゲームの世界に入るので、当然ゲームの文法にのっとったものに最適化されます。つまり歩み寄りです。

この些細な差が、お礼も言われないサンプリングと、お礼ばかり言われるサンプリングの差として出てきてしまうのです。

この傾向は、続く残りの提携企業でも続きます。

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一般消費者向けのいわゆるリテールの金融機関として「ユーザーに寄り添い、近くに存在したい」というコンセプトを掲げる三菱東京UFJ銀行にとって、Ingressとのコラボは、親近感を持ってもらい、好意的な評価に繋がったという。

この三菱東京UFJ銀行のキャンペーンは言ってみれば、ブランディングです。銀行を選んでもらう基準のひとつにこういうものがあってもいいという提案だと思います。萌えが人を動かすんだから、そこにイングレスがあってもいいわけです。

そして、最後はDNP。

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「軽く蹴りあがる心を制しながら、その城壁の頂きに恐る恐る檸檬を据えつけた」という一文はIngressにおいてポータルを自陣営にするための“デプロイ”というアクションのことだとこじつけ

発表された時に、私も感銘を受けたDNPらしい本を引用したキャンペーンの話をしてくれました。

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引用されたのは梶井基次郎の「檸檬」。

たしかに書店が生活者にとってのポータルであった時代に書かれた小説を引き合いに出してくるアイデアはすごいです。イングレスを理解しすぎです。

さて、まだ5社とはいえ、すでにイングレスと企業の取り組みは、これだけの多様性を持っています。

それもこれも、イングレスをプレイしているエージェントたちが持っている世界観をぶち壊さないためです。それはなにもリスクヘッジとかいう意味ではありません。そうするのが最適解であるから、その必要があるわけです。

とはいえ、これをまとめていくには、けっこう洒落にならない調整が必要です。だから、株式会社ナイアンテックが必要となってくるわけです。

さてさて。

その株式会社ナイアンテックの代表に村井説人さんが就任しました。村井さんとは、個人的にはイングレス以前からの知り合いなのですが、感想としては代表が村井さんになってよかった!という感想です。

村井さんがどういう人なのかについては、すでにイングレス界の最強アイドルの地位を確立した川島さんの言葉をリンクしておきます。

で、そこに書かれていないことをここでは書いておきます。それは以前私も参加していたイングレス公式モバイルバッテリーでのことです。

{イングレス公式} cheero Ingress Power Cube 12000mAh 大容量 モバイルバッテリー CHE-058
B00RF9WUEI

世界ではじめてのナイアンテックラボ公式のイングレスライセンスバッテリーというのは、伊達じゃなくて、ホントにcheeroとナイアンテックラボがいっしょになってデザインを練り上げてきた製品なんだということです。

もうおわかりだと思いますが、このコラボを進めてきたときに、現場でやり取りしていたのが村井さんだったわけです(ネタばらし)。その結果、このエレガントな商品ができあがったわけです。

すっかり長くなってしまいましたが、そのぐらいこの日の内容は密度の濃いものでした。

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もちろん、株式会社ナイアンテックは、キャンペーンだけではなく、それこそPokemon Goのようなどでかい仕事もあります。

そして、USのナイアンテックには、すでにグーグルマップ・ストリートビュー・クライシスレスポンスでも活躍され、実は私が過去に自著「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である」でもインタビューさせていただいた河合敬一さんが参加されています。

なにこの鉄壁の布陣!という感じですよ。やっぱ、グーグルすごい。すごい人材がいます。

そして、その人たちがグーグルでのポジションを捨てて挑戦しているのが、このナイアンテックという組織なわけです。

ということで「イングレスを作った男たち」というインタビュー本でも作りたくなってきましたよ。

まあ、それは冗談としても、まだまだイングレスの展開には乞うご期待ということです。

いやいや、ホントよ。いろんなことの未来がイングレスには、まだまだいっぱいつまっているんだから。

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投稿:by 2015 12 04 02:22 PM [イングレス, Ingress] | 固定リンク

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