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2016.01.28
83冊目「ハードボイルド園児・宇宙くん」「マリーミー! 」、LINEマンガという再発明
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LINEさんから、LINEマンガ献本いただきました。LINEさんにはいつもお世話になっております。というか、もうね届いてびっくりしたよ。
もちろん、LINE本体が絶好調なのは知ってますよ。
また、基幹事業であるLINE事業単体の2015年10-12月期の売上額は300億円(前年同期比29%増)、2015年通期の売上額は1,105億円(前年通期比43%増)となりました。
そして、MusicとかLiveとか、既存サービスどころか、ネットそのものを再発明しようとしているとしか思えないLINEの姿勢には、いつもホントに関心するばかりだったわけです。
でもさ、まさかの出版です。マンガとはいえ、出版。そこまで再発明しようとしているわけです。
すでにLINEマンガで人気がある作品を出版。これはリスクも少ないし、なによりもファンサービスとなってます。
最近の出版とかセミナーって、ソーシャルとかで発信力がある人に仕事をまわっていってる感じがありますが、その発展版です。だって、LINEマンガは自分たちで作家のための場所もちゃんと提供しているわけですから。
そして、LINEマンガはフルカラーなので、どうしても商品単価が上がってしまいますから、そこのリスクヘッジとしても気が利いてます。
「LINEマンガ編集部」による全編フルカラーのオリジナル作品を連載している。今回、そのオリジナル作品とユーザーの接点拡大を目的として、紙のマンガ本として展開する。
さらに、これね。
ああ、もうホント抜け目がない。というか、ファン心理を理解しすぎている。
LINEコミックスから出版されるコミックスには、購入者特典として作品のスタンプを無料でダウンロードできる「スタンプ付きマンガ」の仕組みが取り入れられています。
LINEが自分で作った場所で生まれたコンテンツを、徹底的にまわす。そこに未来があるかといえば、未来しかないわけで、これはもうお見事というしかないです。
ということで、本の再発明って、まだまだやれることあるなあと思った次第です。
これができるなら、あれもこれもなにもそれもと思いますよね。
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投稿:by いしたにまさき 2016 01 28 02:51 PM [1000冊紹介する] | 固定リンク
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