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2016.02.05
NIFTYが30周年記念なので、全身全霊でココログに感謝の言葉を送ります
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ニフティ30周年記念ということで、「THE HISTORY OF NIFTY」。ひと言で30年と言いますけど、この馬車馬のネット業界で30年ってホントにすごいことですよ。
で、やっぱりNIFTYと言えば、私にとっては、今まさに記事を書いているココログなわけですよ。
2003年7月27日からの約1週間、メンバーはアメリカへと向かった。Six Apart への訪問のほか、Blogger(注7)をもつ Google なども訪れ、「Weblog のニフティへの適用と関連サービスの調査」を行った。帰国後、TypePad と Blogger、それぞれ長所短所を総合的に判断し、最終的にTypePad の採用を決めた。
そう、この時期って私もそうだったんですが、みんなブログどうなんだろう?とか、どのエンジンがいいんだろう?ってテストしていた時期でした。
私はレンサバでブログのテストは個人でも仕事でもやっていて、でも自分でブログを運営するなら、ASPの方が記事に集中できるという結論を出したタイミングでもありました。
そのタイミングでNIFTYという大手がリリースしてくれたのはうれしかったですねえ。
なので、私も2013年の12月にリリースされたココログをすぐに登録して、年末年始はあれこれとテストして、1本目の記事を書いたのは2004年の1月5日。
4月には最初のブロガーイベントがあって、その年末には勝手に今年のブログでいちばんおもしろかったやつは誰だ?!っていうことも勝手にみんなでやってましたね。
そして、これもその後のなにかはわからないけど、なにかの流れを作った第1回ネタフルナイトが2005年1月。
このネタフルナイトの商品は、iPod miniのピンクで、ここからしばらく私はじゃんけんで連戦連勝を続けておりました(今は空気読んでます)。
Typepadを作ったTrott夫妻、いやこの呼称は慣れてないのでBenとMenaとしますね、に会ったのは、そのココログリリースから2年後の2006年。
Mena は記者会見用の服を用意していなかったので、慌てて買いに行っていました
そんなMenaにケロロ軍曹をプレゼントしました。その後Menaにはどーもくんもあげたはず。
なんだろう、このスピード感。
ただのユーザーだった自分が、まさか海外までつながっていく感じ。ネットすげえ、ブログすげえ、オープンすげえで、そりゃ高揚感はあったけど、このつながっていく感じで、ここからまたブログを書きまくったわけです。
信じるとかがんばろうとかどうでもよくて、書いてさえいれば、あとはどうにかなった。
朝起きて一番にやるべきは、アウトプットをすることだ。
考えるよりも大事な体験があるから、考えるひまがないんじゃなくて、考えている場合じゃなかったんですよね。
一見、それらはバラバラに起きていることだ。しかし、いま、あなたが手にしたバラバラなリアリティの数が、未来で手に入れられる価値の総和になる。未来はすでに周囲に遍在している。多くの人はそれらが自分たちに歩み寄ってくるまで気づかないだけだ。本当はあなたが得たリアリティを、あなた自身が補完して、リアルな何かに変えるのだ。
さて、たまに「いしたにさんはなんでココログなんですか?」と質問されます。
そういえば、それをちゃんと書いたことがなかったので、ここで書いたおこうと思います。
ブログを始めるときに、ひとつだけ予感めいたものがあって、それは「これはやめちゃダメなものなんだろうな」というものでした。
だから、実はブログのASPを選ぶときに、実は機能でASPを選んではいないんですよね。どういうことかというと、「どこに自分のデータを預けるか?」ということを基準にして選んだんです。
だから、私はTypepadという機能でココログを選んだのではなくて、NIFTYが運営しているからココログを選びました。
自分のデータを預ける会社として、いちばん信用できると思った会社がNIFTYだったんです。
コミュニティのニフティを復活させる――。当時(2002年)、サービスを企画していたコミュニティ部の担当者も、アプリケーション開発部長も、同じ想いを抱いていた。
結局、その選択において、私は勝負に勝ちました。
NIFTYも会社ですから、この先未来永劫ココログを維持してくれなんてことは言いません。
でも、これだけははっきり言わせてください。
NIFTYさん、この12年、おれのデータを預かってくれて、ホントにありがとう。
NIFTYには感謝の言葉しかありません。
今後ともよろしく!
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投稿:by いしたにまさき 2016 02 05 04:20 PM [ウェブログ・ココログ関連] | 固定リンク
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