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2016.03.16
ソニーとオリンパスが組んだ「MESH × OLYMPUS AIR」がすげえ遊べるプロジェクトの予感たっぷり
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ロフトワークさんから、オリンパスさんとソニーさんの新しい取り組みを発表するので、ぜひ!とお声がけいただいて、正直会場に着くまでは、けっこう軽い気持ちで出かけておりました。
それが、以下のイベントでありました。
2015年度のグッドデザイン賞ベスト100未来づくり賞に輝いた両社のプロジェクトがタッグを組んで、企業の垣根を越えたIoTオープンコラボレーションが実現しました。
えーとね、これね、しれっとすごいことが書いてあるんですよ。
日本のこのクラスの企業間でこのレベルの取り組みを、それもオープンというキーワードで実行しているケースって、他にいくつあるんでしょう。それぐらいのレアケースだと思います。
では、オリンパスとソニーはなにを実現しようとしているのでしょう?
簡単に整理しましょう。
- オリンパス:OLYMPUS AIRがMESHというセンサーとアプリを手に入れた
- ソニー:MESHがOLYMPUS AIRというカメラを手に入れた
ユーザーからすると、これでデジカメを簡単にIoTデバイスにする仕組みが、かなり安価に手に入れられることになったということになります。
もちろん、いきなり製品レベルのものまでは、さすがに無理ですよ。
でも、思いついたアイデアをMESHとOLYMPUS AIRのセットであれば、それこれ10分ぐらいでプロトタイプ制作できちゃうんですから、これはすごい。
私は2002年にライフスライスというプロジェクトでメディア芸術祭の特別賞をいただいているメンバーの1人なのですが、当時ライフスライスで相当に苦労したようなことが、今は10分で動作可能なんです。
これは意味がわからない。最高です。21世紀万歳!
イベントでは、MESHとOLYMPUS AIR A01についての製品およびプロジェクト紹介の後に、コラボレーションに至る点までを言及するパネルディスカッションが行われた。 登壇者は、ソニー株式会社 新規事業創出部 MESH projectリーダー 萩原丈博さん、オリンパス株式会社 技術開発部門 モバイルシステム開発本部 画像技術部 研究1グループ 石井謙介さん、株式会社ロフトワーク プロデューサー 松井創さんの3名。司会をつとめたのはロフトワークの石川真弓さん。
ちなみに、MESHのプレゼン中に、私が投稿したMESHレシピの画面が出てきたのは、なんか妙に面白かったです。
さて、会場には、池澤あやかさんもいました。
ぐうかわ!
いやそうじゃなくて、なんで池澤さんがいるのかというと。 OLYMPUS AIRで使うAIR SELFIEという自撮プロジェクトのリーダーが池澤さんなんですわ。
- リンク: AIR SELFIE | PLAY AIR.
▼CP+ 2016のオリンパスブースでの池澤あやかリーダーによる「AIR SELFIE」の説明動画
OLYMPUS AIR「AIR SELFIEプロジェクト」池澤あやかリーダーによるご説明 from masakiishitani on Vimeo.
ということで、後半はその池澤さんをゲスト?にしつつ、MESH×OLYMPUS AIRで、実際になにができるのかという実演デモです。
簡単なやつは説明しても意味がないので、ちょっと高度なやつをご紹介しましょう。
これ説明しないと意味がわからないので、くどいですが説明します。
- 池澤さんと石川さんが立っている場所に人がくるとMESHが検出
- それをキーにしてHUEに光の色を変える指示がランダムで出る
- 光が変わったら、OLYMPUS AIRが撮影
- 同時にOLYMPUS AIRのアートフィルターをランダムに走らせる
これが瞬時に動作して、以下のような写真が自動的に生成されます。
▼MESH×Olympus AIRによる写真
この写真がぼけぼけなのは、アートフィルターのせいですが(笑)、それでもこのレベルのことを自動化しようと思ったら、これまでは素人は途方に暮れるしかない。
ということで、一応もう1枚。
上のような感じだと、こうなります。
▼MESH×Olympus AIRによる写真
他にも、3人揃って座ると記念撮影してくれるセットなんかも会場には組まれていました。
▼MESH×Olympus AIRによる写真
ソニーの人、池澤さん、オリンパスの人は、なんか手馴れてます。
▼MESH×Olympus AIRによる写真
私はタイミングがわからず、遭難して助けられた人みたいになってます。
▼MESH×Olympus AIRによる写真
たまたまイベント会場のFab MTRLでデカ顔マスクワークショップの準備をしていた林雄二さんを呼んで撮影してみましたが、結果はこの通りです(笑)。
さてさて、話をぐっと元に戻します。
しかしながら、このニュースの一報を聞いた際に、オリンパスとソニーという、カメラ事業部を持つ両社でコラボ企画が可能なのか、と驚きが隠せなかった。
いや、ホントそうなんですよ。
この「MESH × OLYMPUS AIR」というプロジェクトで、いちばんの英断をしたのは、誰なのか?というと、それはもうソニーさんです。
ソニーすごいよソニー、まじですごいわ。
だってね、ちょっとカメラに詳しい人ならわかっていると思うんですが、レンズスタイルカメラというジャンルを作ったのはソニーなわけですよ(しかもレンズ交換式もレンズ一体型もある)。
▼SONY ミラーレス一眼 レンズスタイルカメラ QX1 ボディ ブラック ILCE-QX1

ソニーの人もオリンパスも言いにくいでしょうから、おれが言いますが、そもそもオリンパスAIRが出たときも、「これってソニーの、、、」というつっこみ状態だったわけです。
ただね、ただね。
オリンパスAIRは、マイクロフォーサーズなので、ソニーさんのものと比較して、絶対的な優位があるんですよ。
- マイクロフォーサーズなので、マウント径が小さい
これです。
なので、オリンパスAIRは本質的に小さくカメラが作れるんですよ。これは、MESHみたいなものと組み合わせて、どっかに仕込んだりする際には、このサイズの違いは圧倒的に有利なんですよ。
そして、MESHのプレゼンでは、オリンパスの人も「社内にそういう制度があるのがうらやましい」と言ってましたが、ソニーのFirst Flightというプロジェクトも紹介されました。
MESHがソニーの製品でありながら、ソニーロゴは入っていないというのも、このFirst Flightから出た製品だからです。
First Flightとは、まだ世の中にない感動価値を提供したいという計り知れない熱い想いを胸に、無限の可能性に向け果敢に挑むチャレンジャーとそれに共感するサポーターたちが集い、夢の実現に向けて共創するためのプラットフォームです。
電子ペーパーで万能カスタムリモコンを実現する「HUIS REMOTE CONTROLLER」も、このFirst Flightからのプロジェクトですね。
あと、これもそうなのかな(未確認)。
こういうものが世に出て、さらに環境が整って、加えて「オープン」という思想で、他社であっても、いいところとは組む。
なんだこれ。すばらしいだけか。
ということで、私としては、もうOLYMPUS AIRはもう持っているし、今の実質のメインカメラは、OM-DのE-M5 Mark2でマイクロフォーサーズのレンズもけっこう持っているので、「MESH × OLYMPUS AIR」で遊ばない手はないという感じになっております。
最後におまけ。
MESHのリーダーである萩原丈博さんとイベント後にお話をさせてもらったんですが、約10年前のとあるプロジェクトで、お会いしていたことが判明。
そのプロジェクトは、MESHともソニーとも関係ないので、細かい話はしませんが、なんというか、なんかそれで個人的にすごくMESHについて腑に落ちました。
やっぱりね、面白い人はいつも面白いところにいるってことですよ。
さあ、MESHとOLYMPUS AIRでもうひと遊びするぞ。便利とかどうでもいいよ、まずはあそぶところからはじめないとね!
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投稿:by いしたにまさき 2016 03 16 10:30 AM [ガジェットオタクが世界を救う] | 固定リンク
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