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2016.05.30
104冊目「東京β: 更新され続ける都市の物語」速水健朗、視点チェンジという手法の有効性
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速水健朗さんが東京を描く話は、連載当時から見ていたので、こうして1つの本になってまとめてもらえると、大変ありがたい。献本ありがとうございます。
なにがありがたいのかと言えば、ここにはいろんなヒントが詰まっているので、いろんな人におすすめしたい内容だったということです。これで安心して人にすすめられます。
内容については、個人的には「第二章・副都心の系譜」での、お台場がインバウンドの街に変貌したというくだりがツボでした。
また、これは連載時にも報告済みの内容ですが、この「東京β」でも、このブログの記事が「第四章・水運都市東京」で引用されています。
引用されているのは、以下のエントリー。
「陸(おか)を行くやつはバカよ」
さてさて、話をこの本をいろんな人にすすめたい理由に戻します。
この本は東京について書かれた本ですが、この本の正体は、東京をネタにした日常からどうやって視点チェンジをするか?という本だと思います。
だから、ここで速水さんが取った手法の数々は、他の都市・街にも応用可能だし、もっと他のジャンルにも転用可能なわけです。
で、その手法のたしかさを証明するサンプルとして、日本人であるわれわれにとっては、この東京ほど便利な都市はないわけです。
だから、この本は東京に興味がある人だけではなくて、どうも最近視点が固くなっていけねえという人たちにもおすすめなのです。
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投稿:by いしたにまさき 2016 05 30 10:30 AM [空気1000冊紹介する] | 固定リンク
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