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2016.05.06
98冊目「ネット炎上の研究」田中辰雄・山口真一、この先とりあえずこれが炎上の基礎教養
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「ネット炎上の研究」、この意欲的な本、すでにアマゾンでも何度も品切れになっている本です。
なにしろ、このタイトル中身を吟味するまでもなく、その情報が欲しくて仕方がない人たちが一定量いるとしか思えない炎上本というジャンルの本。
しかも、たぶんネットでいちばん炎上しやすいコンテンツのひとつが「炎上」についてのコンテンツであることは、言うまでもないことです。
まずは、正々堂々と「ネット炎上の研究」というタイトルで勝負してきた関係各位の勇気に感激します。
で、実は著者の1人である山口真一先生とはご縁があり、さっそく本を献本いただきました。ありがとうございます。
この本の特徴は、ほんとにタイトルそのまま。
- 炎上の現在形
- 炎上の分類
- 炎上のコスト
- 炎上への対処
- 炎上リテラシー教育
最後に教育に戻るところが、ある意味この本の最大の特徴かもしれません。
個人的には、この本の作りとしてなにが好きかと聞かれると索引ですね。この索引は、うっかり見てしまうと、変ににやにやしてしまいますね。
ということで、この本は、これで企業の炎上対策はばっちりです!とか、これで炎上に関する知識は全部身につきます!というような本ではありません。
でも、ここで書かれたことは、この先炎上の基礎教養となっていくような内容になっています。
こういうめんどくさい仕事を引き受けてくれた人たちがいたということに、1人の書き手として正直ありがたい!という言葉しか出てきません。
なので、まあ読め!と言わせていただきます。
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投稿:by いしたにまさき 2016 05 06 08:25 PM [1000冊紹介する] | 固定リンク
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