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2016.06.22
110冊目「10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法」パトリック・J・マクギニス、いちばん大事なのは長期戦だぜベイベー
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「10%起業」なんていうタイトルを見ると、あれやれこれこうすればお前の未来はすげえことになるぞというようなお仕着せの本と感じるかもしれません。
でも、この本全体に流れているムードは、あくまでも気楽にいこうぜ!という感じなのです。
でも、単に気楽に行こうではないのが、この本のいいところです。なにしろ、この本のクライマックスの10章の見出しは「長期戦に勝つ」なのです。
はい、くだらない計算をしましょう。
どういうことかというと、10%ルールを10年続けたら、、、ということなんですよ。
つまり、気楽に10%ルールをやることが成功につながる担保となるのは、最初から長期戦を覚悟することなんです。だから無理しない、だから不得意なことはやらない、続けるじゃなくてやめないということですね。
ちょっと自著の宣伝が入りましたが、1つだけ残念な点があります。
実は10%ルールの起源は、シリコンバレーではなくて3Mの15%カルチャーです。なので、それはどっかに書いて欲しかったなあとは思います。
それがいまに至るまで3Mで実践されている、就業時間の15%を自由な研究開発に使って良い、そのためには社のリソースも使えという「15%ルール」の元になっているそうです。
1922年の3Mのマスキングテープの発明も3Mの15%ルールから生まれた製品ですからね。
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投稿:by いしたにまさき 2016 06 22 10:30 AM [訃報1000冊紹介する] | 固定リンク
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