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2016.06.27
111冊目「東京Y字路」横尾忠則、写真と絵画の違いがくっきりはっきりする写真集
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「楽しいみんなの写真」の共著者である大山さんが、写真について、この共著でも話したルールを決めて写真を撮るということの延長の話をしていました。
リンク: 「住宅都市整理公団」別棟 : 「ルール決めて10年撮れば作品になる」PHaT PHOTO vol.94『同じ被写体を集めて見えてくること』.
『ルールがなくても撮れるのは天才だけ』『ルール決めて10年撮れば作品になる』『ルールは何でもいい。ただ続けることだけが重要』『ルールを設けないで写真を撮ると自分の中にあるものを撮っちゃう』『タイポロジーかどうかというより、ルールを設定して自分から抜け出すことのほうが大事』などなど。ルールとしつこく続けること。これ大事。というかそれさえできれば写真はOK。でも最低10年ね。『才能があるから10年撮れるののではなくて、10年間が才能を与えてくれる』のだ。
▼楽しいみんなの写真 -とにかく撮る、flickrで見る。ソーシャルメディア時代の写真の撮り方・楽しみ方
で、さらにそういったルールを設定した写真集を紹介しています。
で、思い出したのが、この写真集「東京Y字路」です。
私は、これは世田谷美術館で行われた「冒険王・横尾忠則」展で買ったもの。ということで、これはサイン本です。えへへ。
で、この写真集には東京のY字路が約250枚収録されています。
もちろん、横尾さんなので、Y字路の絵画を多数描かれています。なので、この写真集は横尾忠則さんの元ネタ帳?と言ってもいいのかもしれません。
でもねえ、この写真集はサイズも大きいのでとにかく見ているだけで、楽しい。
もちろんY字路というものに、絵のモチーフにつながるなにかを想起することもできないわけじゃないのですが、やっぱりそれは絵画の役割です。
絵画と写真の違いが同じネタで集められたことで、より明瞭になったのも、個人的に経験として価値のあるものでした。
ということで、いろんな意味で超おすすめです。
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投稿:by いしたにまさき 2016 06 27 10:30 AM [1000冊紹介する] | 固定リンク
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