トップ > 1000冊紹介する > 119冊目「古見さんは、コミュ症です。」、四コマ学園ものというフォーマットでこんな美しいシーンにお目にかかるとは
いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること|Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日
2016.11.08
119冊目「古見さんは、コミュ症です。」、四コマ学園ものというフォーマットでこんな美しいシーンにお目にかかるとは
ツイート
|
![]() |
四コマものというジャンルがありますね。いわゆる四コママンガではなく、ストーリーのある四コマ。いわゆるけいおん!に代表されるようなやつです。
このジャンルの始祖は、いしいひさいち先生だと思うのですが、このジャンル私はいしいひさいち先生を除けば、正直あまり得意ではないです。
で、なんとなく、たぶん表紙が気に入って、古見さんは、コミュ症です。 1巻を読みました。そもそも、四コマものだとは思ってなかったかもしれません。
いやあ、よかった。
あんまり先入観を持たずに読んだのもよかったのかもしれません。
で、いろいろと書こうかなと思ったんですが、とりあえず1巻のいちばんいいところは、とにかくある1つのシーンしかなくて、さて書こうかなと思ったら、とてもいいのをアマゾンレビューで見つけてしまったので、さらっと引用します。
連載版第一回めのラスト・エピソードにあたる第6話は、黒板という道具の特性を生かしたエモーショナルなエピソードですばらしい。黒板とチョークが活劇を稼動させる装置になりうることはヒッチコックが「引き裂かれたカーテン」で立証済みだが、このマンガでの、孤独な人間同士が黒板を通して関係を築いていくさまは感動的だ。
そう、ここなんです。
画面開いていくうちに、ぞわぞわっとした感情がやってきて、クライマックスは鳥肌ものでした。
ということで、「コミュ症」という言葉にあまりひっかからずに、しれっと読んでみることをおすすめします。
なんか、サンデー復活の兆しなんですかね?、これは。
▼古見さんは、コミュ症です。 1 (少年サンデーコミックス)
« 118冊目「消極性デザイン宣言」、私がカバンのデザインでやっていること #SHYHACK だった | トップページ | 120冊目「AIの遺電子」・4巻、この先10年のことを考えて読みましょう »
投稿:by いしたにまさき 2016 11 08 11:44 PM [1000冊紹介する] | 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: 119冊目「古見さんは、コミュ症です。」、四コマ学園ものというフォーマットでこんな美しいシーンにお目にかかるとは: